研究課題/領域番号 |
19K18771
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分56050:耳鼻咽喉科学関連
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研究機関 | 愛媛大学 |
研究代表者 |
岡田 昌浩 愛媛大学, 医学部附属病院, 講師 (20512130)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 内耳虚血 / 加齢性難聴 / 内耳慢性虚血 / 内耳有毛細胞 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、加齢性難聴の新しい動物モデルとして、「内耳慢性虚血モデル」動物を作製し、その病態を解明し、新たな予防医療や治療の開発に寄与することを目的とする。これまでの疫学調査で、加齢性難聴は、遺伝的要因の他に心血管系疾患、脳血管障害といった虚血に関連する疾患との関連が示唆されており、内耳血流障害も加齢性難聴の一因と考えられている。しかし内耳慢性虚血の病態に適したモデル動物はこれまでになかった。我々がこれまで確立してきた内耳一過性虚血モデルを応用することで、新たな加齢性難聴のモデル動物が確立し、加齢性難聴に対する新規予防法や新規治療につながる可能性がある。
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研究成果の概要 |
加齢性難聴の病態解明および治療法の開発のため、内耳慢性虚血による聴力障害モデル動物の作成を試みた。我々がこれまで用いてきた一過性内耳虚血モデルを応用した。スナネズミは成長に伴い後交通動脈が欠損するため、頚部で両側椎骨動脈に狭窄を生じさせることで、AICAの末梢枝である内耳動脈の血流障害を作成することができる。本モデルでは、アメロイドコンストリクターと呼ばれる血管狭窄を来すデバイスを椎骨動脈に留置することで、内耳慢性虚血が引き起こされる可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
加齢性難聴はコミュニケーション障害を引き起こし、うつ病や認知症の誘因となるため、超高齢化社会を迎えた今、その予防や治療が喫緊の課題である。これまでの疫学調査では、加齢性難聴と虚血性疾患との関連が報告されているが、モデル動物が存在しないため、その病態や治療法が十分には研究されていない。本モデルの病態を解明すれば、内耳慢性虚血の詳細な病態を把握できるとともに、あらたな予防や治療方法の探索につながると期待される。
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