研究課題/領域番号 |
19K18785
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分56050:耳鼻咽喉科学関連
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研究機関 | 東京慈恵会医科大学 |
研究代表者 |
森野 常太郎 東京慈恵会医科大学, 医学部, 講師 (00796352)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 再生医療 / 鼻腔粘膜上皮細胞シート / 細胞治療 / 組織工学 / 免疫不全動物 / 皮下移植 / 細胞動態 / 鼻粘膜上皮細胞シート / 培養鼻粘膜上皮細胞 / 異所移植 |
研究開始時の研究の概要 |
我々は中耳手術により生じた粘膜欠損部位に自己の培養鼻粘膜上皮細胞シートを移植することで、中耳粘膜を再生する治療法を開発した。動物実験による前臨床研究、ヒト臨床研究において良好な治療効果がえられているが、自家移植後における培養鼻粘膜上皮細胞シートの運命は明らかではない。本研究ではヒト鼻粘膜上皮細胞シートを免疫不全動物の皮下に移植し培養細胞の挙動を解析する。また、表皮欠損部位に対する臨床応用に向けて、表皮欠損モデルを用いた自家移植における治療効果を検討する。本研究の成果として、移植後における培養鼻粘膜上皮細胞の挙動、治療効果を明らかにすることで、本細胞治療の新しい臨床応用へと展開させる。
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研究成果の概要 |
培養上皮細胞を用いた細胞治療は様々な分野で有効性を示しており、これまで治療が困難であった難治性の疾患に対して、飛躍的な治療効果を期待できる。我々は、中耳手術により生じた粘膜欠損部位に自己の培養鼻粘膜上皮細胞シートを移植することで、中耳粘膜を再生する治療法を開発した。動物実験による前臨床研究、ヒト臨床研究において良好な治療効果が得られているが、これまで自家移植後における培養鼻粘膜上皮細胞シートの運命は明らかではない。本研究では、Tg-GFPラット由来鼻腔粘膜上皮細胞シートを免疫不全ラットの皮下に移植し、免疫組織化学的変化を中心に観察することで、移植後の培養細胞の挙動を解析した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、培養細胞の移植後の挙動を確実に評価できる皮下組織への異所移植を実施し、培養鼻粘膜上皮細胞の移植後の挙動を解析した。細胞ソースとして用いる鼻粘膜の採取には、耳鼻咽喉科領域の知識、技術を要するため、培養鼻粘膜上皮細胞の知見は耳鼻咽喉科医が中心となり発信する必要がある。耳鼻咽喉科発世界初の細胞治療として、本研究で培養鼻粘膜上皮細胞の移植効果を検証することで、再生医療の発展に貢献したいと考えている。
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