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鼻粘膜におけるアデノシン三リン酸(ATP)の神経制御機構の解明

研究課題

研究課題/領域番号 19K18793
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分56050:耳鼻咽喉科学関連
研究機関秋田大学

研究代表者

椎名 和弘  秋田大学, 医学系研究科, 助教 (30816799)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2022年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
キーワードATP / 非アレルギー性鼻炎 / アデノシン三リン酸 / 血管運動性鼻炎 / 鼻粘膜
研究開始時の研究の概要

アデノシン三リン酸(ATP)は近年、生体内で様々な役割を果たすことが知られてきており各臓器で治療ターゲットとして注目されている。また非アレルギー性鼻炎は高齢者に多いといわれ、鼻の機能を調節する神経系の不均衡から生じるといわれているが、多くのメカニズムは不明である。本研究では、ATPを非アレルギー性鼻炎症状に対する治療ターゲットとして、新たな治療法開発を目指す。

研究成果の概要

鼻粘膜におけるATPの放出機構と鼻粘膜における末梢神経に対する作用が、鼻粘膜の神経系の不均衡に関わっていることを明らかにするために本研究を行った。
味蕾に存在する苦み受容体であるTAS2レセプターは、PLCβ2を活性化することで細胞内カルシウム濃度を上昇させ、細胞表面のTRPM5を開口させる。これにより細胞内からATPを細胞外へ放出させる。このTAS2レセプターが鼻腔の呼吸上皮細胞に存在し神経伝達物質としてATPを放出し、このATPの末梢神経に対する作用が非アレルギー性鼻炎の症状と関連しているのではないかと考えた。鼻腔呼吸上皮細胞でのTAS2レセプターの存在を免疫組織学的に確かめた。

研究成果の学術的意義や社会的意義

非アレルギー性鼻炎は、温度変化などにより鼻汁が止まらなくなる症状を起こす、高齢者に多い病気です。この症状は神経の作用により起こされると言われていますが、はっきりしていません。今回、ATPという物質が多いことで神経の過敏性を引き起こす可能性があることからATPが増える要因として、苦みを感じる細胞にあるTAS2レセプターが関係していると考えて、その物質が鼻の粘膜に存在することを確かめました。

報告書

(5件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書

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公開日: 2019-04-18   更新日: 2024-01-30  

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