緑内障における神経ステロイドの網羅的解析による相互作用の解明

• 研究課題/領域番号: 19K18832
• 研究種目: 若手研究
• 配分区分: 基金
• 審査区分: 小区分56060:眼科学関連
• 研究機関: 秋田大学
• 研究代表者: 渡辺 駿 秋田大学, 医学系研究科, 助教 (70788489)
• 研究期間 (年度): 2019-04-01 – 2020-03-31
• 研究課題ステータス: 中途終了 (2019年度)
• 配分額: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円); 2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円); 2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円); 2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
• キーワード: 神経ステロイド

研究開始時の研究の概要

緑内障は日本人の失明原因の第１位であり、眼圧上昇は緑内障の最大の危険因子である。Allopregnanolone (AlloP)と24S-Hydroxycholesterol (24SH)は、それぞれ、興奮抑制性神経伝達物質であるGABAの受容体と興奮性神経伝達物質であるグルタミン酸の受容体に作用する神経ステロイドであり、眼圧上昇に対して神経保護的に作用する。しかし、互いの相互作用については検討されていない。今回我々は、眼圧上昇時の各神経ステロイドの相互作用を解析して、緑内障性視神経症の発症抑制システムとしての神経ステロイドの役割・連関について検討する。

研究実績の概要

眼圧が上昇した時の、網膜における神経ステロイドの生成について網羅的に検討するため、正常ラット分離眼杯標本によるex vivo緑内障モデルを加圧して、Allopregnanolone、24S-Hydroxycholesterol、27-Hydroxycholesterol、3β-Hydroxy-5-cholestenoic Acidについて、液体クロマトグラフ-タンデム型質量分析計による解析を試みた。今回研究の中止により、最終的な結論を得るには至らなかった。