研究課題/領域番号 |
19K18845
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分56060:眼科学関連
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研究機関 | 香川大学 |
研究代表者 |
藤田 智純 香川大学, 医学部, 協力研究員 (90448366)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | 網膜光凝固術 / ショートパルス / シ ョートパルス / 網膜光凝固 |
研究開始時の研究の概要 |
マウスを2群に分類し、それぞれに従来のパルスとショートパルスを用いて網膜光凝固術を施行する。全てのマウス網膜から 網膜光凝固術後、1時間、3時間、6時間、12時間、24時間、3日、7日において網膜からRNAを抽出し、DNAマイクロアレイ(Whole mouse)を用いて各タイムポイントでの2群間の遺伝子発現を比較する。発現差のある遺伝子を選択しRT-PCRで確認のうえ、実際のマウス組織にて免疫染色で発現部位を調べる。
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研究成果の概要 |
糖尿病網膜症や網膜静脈閉塞症の治療法として、網膜光凝固術は非常に有用なものである。近年、ショートパルス網膜光凝固という新しい概念の装置が開発され、最大の特徴は、数発から数十発を連続発振できることにある。その短い照射時間のゆえ脈絡膜への熱伝達がおさえられ、患者の負担を大幅に軽減させることができる。これまでその至適条件は確立しておらず、本研究は照射条件を変えることによって遺伝子発現に差異があることを証明し、遺伝子レベルからみた至適条件の決定を企画した。 しかしながら研究準備を進めている段階で、新型コロナウイルス感染症問題に直面した。当初予定していた研究スケジュールの実施が困難となった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ショートパルス網膜光凝固術の至適条件の決定を企画したが、研究準備を進めている段階で新型コロナウイルス感染症問題に直面した。研究施設への立ち入り制限や地域間異動の制限、臨床業務は増加し研究以外の業務が増えたことで、当初予定していた研究スケジュールの実施が困難となった。最終年はその状態はますます悪化し、情報収集や実験準備を進めたが、当初予定していた研究スケジュールの実施が困難となった。今後、実験再開の道を模索している。
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