研究課題/領域番号 |
19K18890
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分56060:眼科学関連
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研究機関 | 北里大学 |
研究代表者 |
岩田 遥 北里大学, 医療衛生学部, 助教 (40803200)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 弱視 / 弱視治療 / 弱視訓練 / 弱視訓練装置 / 不同視弱視 / 小児眼科 / Binocular approach |
研究開始時の研究の概要 |
近年、弱視治療には両眼開放下で弱視眼のみに視標を呈示する方法が開発され、その有効性が明らかとなっているが、それらの装置は特殊な電子機器であるため、患者一人ひとりに貸出することは困難である。そこで本研究において、より安価で手軽に行うことのできる、偏光フィルムを用いた両眼開放下の弱視治療法を考案し、その有効性を検証する。
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研究成果の概要 |
本研究は、安価かつ手軽に実施可能な弱視訓練装置を新たに開発し、その有用性と有効性を検討することを目的としている。1枚の偏光フィルムをテレビや本などに貼付し、軸を90度回転させたもう1枚の偏光フィルムを眼鏡の健眼側に貼付することにより、両眼開放下で弱視眼のみに視標を呈示することのできる装置を新たに開発することができた。本装置は、これまでの課題であった、両眼開放下の弱視訓練装置としての価格・及び手軽さを解決している。本装置を用いて不同視弱視の患者に対して弱視訓練を実施し、良好な弱視訓練結果を得ることができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまで開発されたきた両眼開放下の弱視訓練装置は特殊な電子機器であるため、患者一人ひとりが自宅で使用することが極めて困難であった。そこで本研究において偏光フィルムを用いた新たな弱視訓練装置を開発することにより、手軽かつ安価に両眼開放下の弱視訓練を実施することができるようになった。これにより、弱視患者の弱視訓練に対する負担を軽減することに繋がると考えられる。
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