研究課題/領域番号 |
19K18895
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分56060:眼科学関連
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研究機関 | 金沢医科大学 |
研究代表者 |
中野 克哉 金沢医科大学, 医学部, 研究員 (50835527)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | ドライアイ / 三叉神経脊髄路核 / GFAP / 延髄 / 頚髄 / 興奮性シナプス / 抑制性シナプス |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、ドライアイモデルマウスにおいて角膜神経とシナプスを形成する延髄または頸髄神経のシナプス応答がいつ頃どのように変化しているか明らかにして、中枢性感覚異常が生じる時期とそのメカニズムを明らかにする。実験には角膜神経を逆行性蛍光色素により標識したドライアイモデルマウスを用いて、スライスホールセルパッチクランプ法により角膜神経が入力する領域の神経の後シナプス電流を計測することにより研究を遂行する。
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研究成果の概要 |
ドライアイは、目の乾燥感・不快感、疲れ、視覚障害など様々な自覚症状を引き起こす慢性疾患であり、その自覚症状は生活の質を著しく低下させる。近年、ドライアイ患者の中には中枢性の神経ネットワークの異常により自覚症状が誘発されていることを示唆する報告がされている。本研究では、涙腺を摘出したドライアイモデルマウスを用いて角膜神経とシナプスを形成する延髄または頸髄の三叉神経脊髄路核中間/尾側亜核の境界領域における変化を解析し、グリア細胞の活性化や炎症性分子の増加をとらえることができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ドライアイにおける自覚症状の異常を引き起こすメカニズムのひとつとして、三叉神経脊髄路核の炎症による異常が関与している可能性を示すことができた。
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