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メラノーマ転移動物モデルにおける低酸素ストレス応答の解析

研究課題

研究課題/領域番号 19K18903
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分56070:形成外科学関連
研究機関北海道大学

研究代表者

草島 英梨香  北海道大学, 大学病院, 医員 (30813547)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2021-03-31
研究課題ステータス 完了 (2020年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2019年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
キーワードHIF-1α / メラノーマ / 低酸素応答 / リンパ管機能不全 / マウス / リンパ浮腫 / 低酸素ストレス応答
研究開始時の研究の概要

メラノーマは高い転移能を有し、特に進行期では転移の有無が生命予後につながる。近年、がん細胞は本来生体が持つ組織内の低酸素応答システムを用いて増殖・浸潤能を促進させていることが報告されている。この低酸素応答システムにはHIF1-α(Hypoxia inducible factor-1 alpha)が関わり、がん細胞はこれを活性化させることで腫瘍内の血管新生・易転移性を獲得している。HIF-1αの発現を促進または抑制する薬剤投与によるHIF1-αの発現調整が転移動態に及ぼす影響を、動物モデルを用いて解明する。

研究成果の概要

がんは生体に備わっている低酸素応答システムを利用し、増殖・浸潤・転移を促進させると言われており、低酸素応答はがん治療のターゲットとして注目されている。本研究では、マウス後肢リンパ管機能不全モデルにメラノーマを移植し、HIF-1α阻害薬であるYC-1を投与することで腋窩リンパ節および肺転移量に与える影響について検証を行なった。これまでにYC-1のメラノーマの転移抑制効果が報告されているが、本研究ではYC-1による転移抑制効果を認めなかった。

研究成果の学術的意義や社会的意義

がん組織において増殖・浸潤・転移を促進させる低酸素応答システムを抑制することができれば、腫瘍特異的な標的療法となりうる。本研究はマウスモデルを用いて、HIF-1αの活性を調整する薬剤投与により、通常のマウスおよび転移能が亢進しているとされるリンパ管機能不全マウスモデルにおいて、転移動態に及ぼす影響の解明を目的とした。

報告書

(3件)
  • 2020 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2019 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2020

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] マウスモデルにおける低酸素ストレス応答の解析2020

    • 著者名/発表者名
      草島英梨香、星野善允
    • 学会等名
      北大形成外科アカデミー
    • 関連する報告書
      2020 実績報告書

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公開日: 2019-04-18   更新日: 2022-01-27  

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