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乳児血管腫に対するプロプラノロールの作用機序の解明と新規治療法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 19K18913
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分56070:形成外科学関連
研究機関自治医科大学 (2020)
埼玉県立小児医療センター (臨床研究部) (2019)

研究代表者

藤木 政英  自治医科大学, 医学部, 講師 (50532066)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2021-03-31
研究課題ステータス 完了 (2020年度)
配分額 *注記
2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
キーワード乳児血管腫 / プロプラノロール / 血管内皮細胞
研究開始時の研究の概要

近年、乳児血管腫の治療としてプロプラノロールが広く用いられているが、その効果は偶然発見されたものであり、作用機序は現在でも不明である。また、効果は個人差があり、感受性を予測する方法もない。そこで、本研究では、乳児血管腫に対し、プロプラノロール非感受性血管内皮細胞株の作製と遺伝子解析による遺伝子異常を調べることにより、プロプラノロールの作用機序の解明、感受性の予測、および新規治療法の可能性を追求し、臨床における乳児血管腫の治療最適化を行うことを目的とする。

研究成果の概要

乳児血管腫組織より、血管内皮細胞の単離と培養を行った。続いて、単離した血管内皮細胞にプロプラノロールを0~100ng/mlの濃度で培養液に添加したが、プロプラノロールの添加のみでは血管内皮細胞の増殖抑制効果を認めなかった。そのため、プロプラノロール添加群と非添加群の血管内皮細胞においてproangiogenic growth factorであるVEGF、bFGF、MMP2/9の発現の差異を比較したが、両群に有意差を認めなかった。

研究成果の学術的意義や社会的意義

プロプラノロールの乳児血管腫の退縮作用は、血管内皮細胞の増殖抑制とは異なる機序によって引き起こされていることが示唆された。

報告書

(3件)
  • 2020 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2019 実施状況報告書

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公開日: 2019-04-18   更新日: 2022-01-27  

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