研究課題/領域番号 |
19K18968
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分57020:病態系口腔科学関連
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研究機関 | 獨協医科大学 |
研究代表者 |
福本 正知 獨協医科大学, 医学部, 講師 (00741828)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 口腔癌 / 制御性T細胞 / 分子標的薬 / 腫瘍免疫 / 抗体依存性細胞障害活性 / 抗体依存性細胞障害 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は口腔癌に対する手術・化学・放射線治療そして分子標的薬であるCetuximab(セツキシマブ)が担癌宿主にどのような免疫学的変化をもたらすか、腫瘍免疫の制御に大きく関与すると考えられている制御性T細胞(Treg)に注目し、口腔癌患者において1スポットだけでなく各治療時期でのTregを細かく解析、腫瘍免疫学的に各種治療法のより効果的な適用時期を検討することを目的とするものである。また末梢血Tregが臨床的な各状態における腫瘍免疫を表現し、治療法選択のマーカーになりうる可能性も検討する。
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研究成果の概要 |
本研究は口腔癌に対する既存治療と分子標的薬であるCetuximabがどのような免疫学的変化をもたらすか、腫瘍免疫の制御に関与する制御性T細胞に注目し、腫瘍免疫学的に口腔癌における各種治療法のより効果的な適用時期を検討することを目的とした。新型コロナウィルス感染症の流行状況により日常診療および臨床検体の採取や抽出・解析に大きく支障をきたしたこともあり、当初想定していた検体数の採取に至らず、必要なデータは得られなかった。その一方で本研究に伴って収集した臨床病理組織学的な所見・データを用いて、本研究の主要テーマの一つであるCetuximab、腫瘍免疫に関する含めた論文・学会発表を行うことができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究成果に伴って、口腔癌の状態やその患者背景(臨床病理学的、腫瘍免疫学的)に応じて、術後の再発・転移リスクを考慮した術後治療方法やサーベイランス(術後患者の再発・転移・イベント発生を監視すること)を適切に選択する方法を、統計学的解析によって提言することができた。
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