研究課題/領域番号 |
19K18977
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分57020:病態系口腔科学関連
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研究機関 | 兵庫医科大学 |
研究代表者 |
川邊 睦記 兵庫医科大学, 医学部, 助教 (10760720)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | VEGF-A / VEGF-R / オートクライン / パラクライン / 口腔癌 / VEGFR-1 / VEGFR-2 / Autocrine |
研究開始時の研究の概要 |
VEGFs(血管内皮細胞増殖因子)は癌細胞から分泌され,血管新生と転移を促進することが知られている.なかでも,治療のターゲットとして注目されるVEGF-Aの受容体としてVEGF受容体2(VEGFR-2)が挙げられ,腫瘍細胞が分泌するVEGF-Aが腫瘍自身のVEGFR-2に作用するVEGF-A/VEGFR-2 autocrine loopの存在が明らかになりつつある.さらに,腫瘍細胞由来のエクソソームがこのloopに関与すると考えられる.本研究課題は,ヒト口腔癌から樹立した腫瘍細胞が,このloopを介した細胞増殖を制御する機構,およびエクソソームとこのloopとの関連性を解析する.
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研究成果の概要 |
口腔扁平上皮癌の発生と進行における腫瘍の血管新生は,血管内皮細胞増殖因子(VEGF-A)が担っており,その受容体であるVEGF-Rが血管内皮細胞だけでなく腫瘍細胞にも存在し,VEGF-Aと結合することで,自身の細胞周期や転移浸潤に寄与することが明らかになりつつある.そこで,われわれはVEGF-A,R1およびR2を同時に発現する上顎歯肉癌から樹立した細胞に対し,オートクラインまたはパラクラインで細胞増殖するかなど,その機序について検討した.その結果,VEGF-Rの制御を治療戦略に含めることがよいと示唆された.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
口腔がんは主に扁平上皮癌であり,生存率はリンパ節転移や遠隔転移の有無に依存し,転移メカニズムの病態解明が課題となっている.癌の発生と進行における腫瘍の血管新生は,血管内皮細胞増殖因子(VEGF-A)が担っており,その受容体として,血管内皮細胞に存在するVEGF-Rが挙げられ,近年,VEGF-Rは腫瘍細胞にも存在し,VEGF-Aと結合することで,自身の細胞周期や転移浸潤に寄与することが肺癌などで明らかになった.そこで,われわれはVEGF-A,VEGF-Rを同時に発現する上顎歯肉癌から樹立した扁平上皮癌培養細胞を解析することで,新たな口腔がん治療戦略を考える可能性について考え、本研究を遂行した.
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