研究課題/領域番号 |
19K18983
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分57030:保存治療系歯学関連
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
嶋田 雄介 東北大学, 歯学研究科, 助教 (60789163)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 歯髄の痛み / 根管形態 / 治療前診断 / 歯髄腔狭窄 / ステロイド / 根管数 / 侵害受容伝達 / 三叉神経節 / 歯痛 / 交感神経 / 疼痛制御 |
研究開始時の研究の概要 |
自律神経活動をつかさどる交感神経が痛みの発生・維持に重要な役割を演じていることは古くから知られているが、歯の痛みに交感神経が関与するかどうかについては解明されていない。 本研究では、実験的歯髄炎(歯の神経の痛み)モデルを用いて、歯の痛みと交感神経の働きとの関連について明らかとする。
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研究実績の概要 |
多根管を有する下顎第一小臼歯の特徴的なエックス線所見を調査し、パノラマエックス線撮影による診断精度を明らかにした。 パノラマエックス線撮影と歯科用コーンビームCT(CBCT)を受けた186人(13~87歳、平均年齢37歳、男性49名、女性137名)の患者347本の下顎第一小臼歯を4人の放射線科医が評価した。2名の放射線科医が、CBCTを用いて単根管または多根管の存在を確認した。他の2名の放射線科医は、パノラマエックス線撮影による根管形態の画像所見を評価し、緩やかな狭窄と急な狭窄の2パターンに分類した。また、急な狭窄パターンの場合は、狭窄の発生部位も評価した。 結果、単根管歯では、根尖側1/4レベルと根尖レベルの間に急な狭窄が生じた歯の割合が最も高かった。多根管歯では,歯頸部レベルと歯根1/2レベルの間で急な狭窄を起こす歯の割合が最も高かった。多根管歯の歯頚部レベル-歯根1/2レベル間における急な狭窄パターンの割合は、根尖側1/4レベル-根尖レベルとは異なり、単根管歯のそれよりも有意に高かった。 パノラマエックス画像における根管の急な狭窄の位置は、単根管歯と多根管歯とで異なっていた。この結果は治療前の根管数の予測・診断に利用でき,根管治療失敗のリスクを低減し,臨床に大きく貢献することができる。 一方で、根管形態に影響すると思われる加齢変化や、う蝕・象牙質知覚過敏症などの既往や治療歴といった要素は考慮していないため、さらなる検討が必要と思われる。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
画像診断的手法を用いており、膨大なデータの評価・解析に時間を要した。
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今後の研究の推進方策 |
モダリティとして口内法エックス線撮影を用いることで、より臨床に即した検討・解析を進めるほか、併せて解剖学的検討を試みたい。
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