研究課題/領域番号 |
19K18987
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分57030:保存治療系歯学関連
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研究機関 | 東京医科歯科大学 |
研究代表者 |
西条 美紀 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 非常勤講師 (80832873)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | ニッケルチタンロータリーファイル / 根管追従性 / 垂直荷重 / トルク / 自作型自動根管形成・応力解析装置 / 器具破折 / 回転角度 / 自動根管形成・応力解析装置 / NiTiファイル / 根管形成 / NiTiロータリーファイル / 応力解析 / 自動根管形成装置 / ファイル破折 |
研究開始時の研究の概要 |
NiTiロータリーファイルを用いた歯の根管治療は、多くの利点が報告されているが、ファイルに加わる必要以上の応力により、根管内においてファイル破折が生じることが問題視されている。そこで、臨床時の動きを模した動作をさせるための自動根管形成装置および応力解析装置の開発および改良を行い、応力が軽減するモーターの回転機構やファイルのデザイン、形成時の速度など、根管治療における条件を解明することによって、術中の動作を指標化し、ファイルの破損が生じない条件を設定することを目的としている。その結果、初心者でも安全で確実な根管形成が可能となり、より多くの症例で良好な予後が得られることが期待される。
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研究成果の概要 |
本研究はニッケルチタン製ロータリーファイルのモーターの回転様式に焦点をあてた研究であり, 回転様式の違いが根管形成能および形成中に生じる応力に与える影響について解析を行った。その結果、回転角度の振幅を大きくすることで、形成中に生じる応力は低下し、根管追従性は向上した。本研究は日本歯科保存学会2022年度春季学術大会(第156回)にて発表を行い、すでに論文掲載されている(Omori, et.al. Materials, 2022, 6850)。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究はニッケルチタン製ロータリーファイルの回転角度などに焦点をあてた研究である。自作型自動根管形成・応力解析装置を用いて臨床の状況を再現しながら規格化した根管形成が可能であることが本研究の強みであり、適切な回転角度で根管形成を行うことで、根管追従性や形成中に生じる応力を低減させる効果があるため、臨床において非常に有用な研究内容であると考える。
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