研究課題/領域番号 |
19K18988
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分57030:保存治療系歯学関連
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研究機関 | 東京医科歯科大学 |
研究代表者 |
八尾 香奈子 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 非常勤講師 (60802006)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | LAI |
研究開始時の研究の概要 |
根管逸脱、側枝、イスムスを有した根管に対するLAI根管洗浄の評価のため、まずLAIの光子誘導励起光音響流を粒子画像流速解析する。また、LAIについては根尖孔外に生じる圧力や、光子誘導励起光音響流の流速強度分布、速度また複雑な根管における洗浄効率や、側枝への洗浄圧や側枝外への圧力を測定し、その機序を解明する。さらにそれぞれ根管逸脱部の位置、イスムス、フィンの位置を変化させた条件で、根尖孔外に生じる圧力、蒸気泡挙動、洗浄効率、殺菌効果を総合的に測定する。
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研究成果の概要 |
近年、新たな根管洗浄法としてレーザー洗浄法(Laser Activated Irrigation 以下LAI)が考案され、細部への高い清掃効果による治療成績向上への貢献が期待されているものの、その詳細を報告した研究はほとんどない。清掃効果のみならず、根尖孔外への溢出リスクも考慮するべきであり、従来では清掃困難であった感染部位に対してより根管清掃効果を高め、治療成績を向上させることを目的として、様々な根管形態におけるLAIの清掃効果を根管の複雑な構造を再現した条件で流体力学解析するとともに、安全性、殺菌性、新規洗浄法等の詳細を総合的に検討する。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
LAIは、根管内に高速の水流、衝撃波を発生させ、キャビテーションが生じることから高い洗浄効果が期待できる。LAIは、SI、PUIに比べ、根管内のデブリの除去効率が同程度、あるいは有意に高いことや、象牙細管内の細菌を減少させることが報告されている。しかしながら、LAIの利点を最大限に活用が期待される複雑な根管形態と洗浄する位置による影響に着目し、LAIの流体力学的流量分布および殺菌能を比較検討した研究は未だない。本研究はより臨床に重点を置き、LAIの効果を検討するものであり、根尖側の清掃が実施不可能な症例、つまり従来法のみでは保存困難になる可能性のある症例の臨床的解決を特に見据えた研究である。
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