• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

PCSK9は歯周治療効果を評価する新たなバイオロジカルマーカーとなるか?

研究課題

研究課題/領域番号 19K18992
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分57030:保存治療系歯学関連
研究機関新潟大学

研究代表者

宮沢 春菜  新潟大学, 医歯学総合病院, 特任講師 (50733721)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
キーワードPCSK9 / バイオロジカルマーカー / 歯周炎 / 脂質代謝異常 / PSCK9 / 歯周病
研究開始時の研究の概要

血中コレステロールレベルを調節する分子であるProprotein convertase subtilisin/kexin type 9 (PCSK9)の血清レベルは,健常者と比較して歯周炎患者で高かった。PCSK9は歯周病検査による1歯単位の臨床指標とは別に,全身疾患に対するリスク評価も可能で,全身への影響を考慮した治療方針の選択に活用できる新たなバイオロジカルマーカーとなる可能性がある。本研究では,血清PCSK9レベルと歯周炎重症度,歯周治療前後での変動,他の臨床指標や炎症マーカーとの関連について解析し, 歯周治療効果を評価するPCSK9の有用性を明らかにする。

研究実績の概要

初診来院した歯周炎患者のうち、本研究の趣旨を理解し同意が得られた軽度慢性歯周炎20名、中等度慢性歯周炎40名重度慢性歯周炎患者40名を対象とする。歯周病重症度は、米国歯周病学会による歯周疾患の定義(stageⅠ~stageⅣ)に基づき分類する。全身疾患の既往歴・現病歴・服薬状況を聞き取り、初診時、歯周基本治療後、再評価時(歯周基本治療終了1ヶ月後±1週間)、歯周外科治療再評価時(歯周外科治療終了3ヶ月後±2週間)にて歯周炎臨床指標測定(歯周ポケット深さ、クリニカルアタッチメントレベル、平均骨吸収度、プロービング時出血、歯周ポケット炎症面積 (PISA))、血液検査(炎症、動脈硬化性疾患関連血清マーカー、血清脂質プロファイル、歯周病原細菌血清抗体価)、唾液検査(歯周病原細菌数、総細菌数)を実施する。
主要評価項目として歯周治療前後における血清PCSK9レベルの変化量を、副次評価項目として、歯周治療前後における血清PCSK9レベルの変化量と歯周罹患状況評価指標との関連、歯周治療前後における血清PCSK9レベルの変化量と炎症・動脈硬化関連マーカーとの関連、歯周治療前後における血清PCSK9レベルの変化量とLDL-Cのとの関連についてを解析する。また、探索的評価項目として歯周治療前後における血清PCSK9レベルの変化量と唾液中歯周病原細菌量、歯周病原細菌血清抗体価及び血清脂質プロファイル(TC、HDL-C、oxdized LDL)との関連を検討する。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

新患患者数の減少もあり研究対象者が当初予定より組み入れが困難であった。採血行為に係る院内の研究実施体制の確立に時間を要した。

今後の研究の推進方策

計画立案当初より再度研究計画や実施期間を見直し、倫理審査申請を行った。

報告書

(5件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書

URL: 

公開日: 2019-04-18   更新日: 2024-12-25  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi