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侵襲性歯周炎の網羅的ゲノム解析-エクソームシークエンスとNOD2変異の機能解明-

研究課題

研究課題/領域番号 19K19019
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分57030:保存治療系歯学関連
研究機関東京医科歯科大学

研究代表者

須藤 毅顕  東京医科歯科大学, 統合教育機構, 特任助教 (10821168)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2021-03-31
研究課題ステータス 完了 (2020年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
キーワードエクソーム解析 / 侵襲性歯周炎 / NOD2 / バイオインフォマティクス / ゲノム解析
研究開始時の研究の概要

侵襲性歯周炎は、早期に発症し急速な歯槽骨破壊を引き起こす特殊な歯周炎である。家族内集積性という特徴から遺伝要因の関与が示唆されており、侵襲性歯周炎患者を含む2家系のゲノムDNAを用いたエクソーム解析を実施し、NOD2遺伝子内に新規遺伝子変異を同定した。本研究では、新規同定したNOD2 遺伝子変異がもたらす生体内での機能異常をin vitroな研究により検討し、疾患発症の分子メカニズムの解明を目的とする。また、NOD2遺伝子のみで遺伝要因の全てを説明できないため、新たな家系内罹患者の遺伝子解析による新たな遺伝子変異の同定を行い、遺伝学的診断のための新規バイオマーカーの樹立を目指す。

研究成果の概要

本研究は、侵襲性歯周炎の遺伝的要因を明らかにすることを目的としている。侵襲性歯周炎のゲノム解析については、本学に設置してあるバイオリソースセンターを活用して採血、DNA抽出を実施した。昨年度DNA抽出した4サンプルに加え、さらに4サンプルの採血、DNA抽出を実施した。引き続きサンプリングは継続していく。
また並行して、登録患者の細菌ゲノムを調べることによりヒトゲノムDNAと細菌ゲノムDNAの相関を解析する研究内容を追加した。従来の16S アンプリコンシークエンスに加えて、bitBiome株式会社との共同研究による1細菌レベルでのDNA配列を解析するシングルセルゲノム解析を実施した。

研究成果の学術的意義や社会的意義

侵襲性歯周炎は若くして急速な歯槽骨破壊をきたす激症型の歯周病である。一度失った骨破壊の回復は難しく、早期発見、早期予防が重要と考えられている。侵襲性歯周炎の原因遺伝子や原因細菌株などはまだまだ不明な点が多く、治療法の確立には至っていない。ヒトゲノム解析による原因遺伝子の同定、並びにマイクロバイオーム解析による疾患特異的な細菌叢および細菌株の同定が出来れば、ゲノム診断によるリスク判定や発症前診断を含むオーダーメイド 医療の実現が期待出来る。

報告書

(3件)
  • 2020 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2019 実施状況報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2019 その他

すべて 国際共同研究 (1件) 雑誌論文 (1件) (うち国際共著 1件、 査読あり 1件、 オープンアクセス 1件)

  • [国際共同研究] Abant Izzet Baysal University/Baskent University(トルコ)

    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書
  • [雑誌論文] Genome-wide analysis of dental caries and periodontitis combining clinical and self-reported data2019

    • 著者名/発表者名
      Shungin D, Haworth S, Divaris K,et al.
    • 雑誌名

      NATURE COMMUNICATIONS

      巻: 10 (1) 号: 1 ページ: 2773-2773

    • DOI

      10.1038/s41467-019-10630-1

    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書
    • 査読あり / オープンアクセス / 国際共著

URL: 

公開日: 2019-04-18   更新日: 2022-01-27  

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