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ラット根尖孔外バイオフィルムモデルにおけるアジスロマイシン根管貼薬の有効性の検討

研究課題

研究課題/領域番号 19K19026
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分57030:保存治療系歯学関連
研究機関兵庫医科大学

研究代表者

米田 直道  兵庫医科大学, 医学部, 助教 (80781640)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2019年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
キーワード根尖性歯周炎 / 骨治癒 / 骨性治癒 / 感染根管治療 / バイオフィルム / 歯学 / ラット / 根管治療 / 難治性根尖性歯周炎
研究開始時の研究の概要

根尖性歯周炎の中には通常の感染根管治療で治癒しないものが一定数存在し、抜歯に至ることも少なくない。難治化の原因のひとつとして、根尖孔外バイオフィルムの存在が挙げられる。一方で、マクロライド系抗生物質のアジスロマイシンは抗バイオフィルム効果を有することが報告されている。そこで本研究では、難治性根尖性歯周炎に対する非外科的な新規治療法の開発を目指し、すでに開発しているラット根尖孔外バイオフィルムモデル上でアジスロマイシンを根管貼薬剤として適用することにより、ラットを用いて根尖孔外バイオフィルムに対するアジスロマイシンの効果を検討する。

研究成果の概要

計画していた研究の遂行が困難となったため、骨治癒の側面からの研究を行った。
顆粒球コロニー刺激因子(G-CSF)は好中球の生存、増殖、分化を調節し、成熟した好中球の機能を活性化するが、骨リモデリングにも関与することが報告されており、本研究ではG-CSFの顎骨の治癒への影響を評価した。6週齢マウスにG-CSFを4日間腹腔内投与後、片側上顎第一臼歯を抜去し、その6日後に上顎骨を採取した。組織学的観察による評価を行ったところ、G-CSF投与により、抜歯窩の骨治癒の遅延が生じることが示された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

G-CSFの投与により、骨芽細胞や骨細胞は抑制され、造血幹細胞が放出される。これは骨リモデリング微小環境が破綻しており、これらを解明することは、骨リモデリングが低下した状態の病態解明や診断・治療の進歩に大きくつながると考えられる。

報告書

(5件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2023

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件)

  • [雑誌論文] G-CSF delays tooth extraction socket bone healing via the inhibition of bone turnover in mice2023

    • 著者名/発表者名
      Oshitani Masayuki、Takaoka Kazuki、Ueta Miho、Tomimoto Kohei、Hattori Hirokazu、Yoneda Naomichi、Yamanegi Koji、Noguchi Kazuma、Kishimoto Hiromitsu
    • 雑誌名

      Experimental and Therapeutic Medicine

      巻: 25 号: 3 ページ: 104-104

    • DOI

      10.3892/etm.2023.11803

    • 関連する報告書
      2022 実績報告書
    • 査読あり / オープンアクセス

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公開日: 2019-04-18   更新日: 2024-01-30  

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