研究課題/領域番号 |
19K19059
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分57040:口腔再生医学および歯科医用工学関連
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研究機関 | 東京歯科大学 |
研究代表者 |
守 源太郎 東京歯科大学, 歯学部, 非常勤講師 (30733745)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | インプラン治療 / インプラン周囲上皮 / 結合組織 / 軟組織群 / インプラント周囲炎 / インプラント治療 / インプラント周囲上皮 / インプラント周囲粘膜炎 / 生物学的幅径 |
研究開始時の研究の概要 |
インプラント治療の普及とともに細菌感染が原因であるインプラント周囲炎が増加しており、その予防法の確立が歯科界の重要な課題である。インプラント周囲上皮の下方増殖による上皮・結合組織の形態変化は生物学的幅径のバランスを崩し骨の吸収につながると考えられている。そこで本研究ではインプラント周囲上皮の下方増殖を制御し、生物学的幅径を維持することで骨の吸収を予防しようとする新しいインプラント周囲炎予防法の確立を目指す。具体的にはインプラント周囲上皮が下方増殖する際の、上皮と結合組織内での上皮増殖関連因子を同定し、上皮と結合組織による動的な組織変化の詳細なメカニズムを明らかにしていく。
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研究成果の概要 |
インプラント治療の普及とともに細菌感染が原因であるインプラント周囲炎が増加しており、その予防法の確立が歯科界の重要な課題である。インプラント周囲上皮の下方増殖による上皮・結合組織の形態変化は生物学的幅径のバランスを崩し骨の吸収につながると考えられている。そこで本研究ではインプラント周囲上皮の下方増殖を制御し、生物学的幅径を維持することで骨の吸収を予防しようとする新しいインプラント周囲炎予防法の確立を目指す。具体的にはインプラント周囲上皮が下方増殖する際の、上皮と結合組織内での上皮増殖関連因子を同定し、上皮と結合組織による動的な組織変化の詳細なメカニズムを明らかにしていく。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の結果、インプラント周囲上皮においてはプロテアーゼ阻害因子であるSLPI、抗炎症作用のあるSCGB1A1、インプラント周囲結合組織においては、炎症サイトカインであるCXCL2が特異的に発現していた。こうした分子はインプラント周囲炎を惹起したモデルにおいても、発現が確認できた。また、歯周組織においても発現が確認できたが、その発現比は低いものだった。これらのことから、SLPI、SCGB1A1、CXCL2は、インプラント周囲上皮と結合組織において、上皮と結合組織からなる生物学的幅径の維持に関わる分子である可能性が示唆された。
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