研究課題/領域番号 |
19K19065
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分57040:口腔再生医学および歯科医用工学関連
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
成田 理香 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (90824590)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 口唇口蓋裂 / 口蓋形成術 / 筋損傷 / 多血小板血漿 / 多血小板フィブリン / 筋再生 / 筋衛星細胞 / 筋衛生細胞 |
研究開始時の研究の概要 |
口蓋裂という先天異常では口蓋形成術が必要で、その際筋肉の緊張が強いと、高度の瘢痕組織となり、手術した部位に穴が開いたり、上顎の発育不全の原因になったりします。多血小板血漿は、自身の血液から作ることができるもので、傷を治すために必要な成分を多く含みます。その成分を口蓋形成術に応用することで、筋肉の再生を促し、瘻孔形成や上顎の発育不全の防止につながるあたらな治療法の開発を目指します。
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研究成果の概要 |
2019年度には、骨髄間葉系幹細胞などの間葉系細胞を分離・培養し、血球成分を加えた培養の影響を検討した。2020年度には、分化能の評価と筋損傷モデルマウスの検討。2021年度には筋再生のgradingを行い、2022年度にはTNFαなどのサイトカインの計測方法を確立し、PRP使用群と未使用群の比較を進めている。研究は、筋損傷治療に向けた有望な成果を示している。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
この研究は、骨髄幹細胞の利用により口唇口蓋裂治療に新たな可能性を開拓しています。組織再生や炎症抑制などのメカニズムを探ることで、治療の効果を向上させる道を拓きつつあります。その成果は、患者の生活の質の向上や医療技術の進歩に繋がり、口唇口蓋裂治療の分野における重要な貢献となるでしょう。
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