研究課題/領域番号 |
19K19071
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分57040:口腔再生医学および歯科医用工学関連
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研究機関 | 京都府立医科大学 |
研究代表者 |
佐藤 良樹 京都府立医科大学, 医学部附属病院, 専攻医 (50808235)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2019年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | スキャホールド / ナノゲル / ダイレクト・リプログラミング / 骨芽細胞 / 再生医療 / スキャフォールド / 再生治療 |
研究開始時の研究の概要 |
歯槽骨欠損等に対する再生療法のためには、患者ごとの患部の形状に合致した3D形状を有し、自家骨芽細胞を含む骨組織を構築して移植することが理想的である。本研究では我々が開発した2つの技術、①低分子化合物を用いたダイレクト・リプログラミングによる骨芽細胞誘導技術と、②自在な形状の3D培養を支持できるスキャフォールドを組み合わせ、骨再生治療の基盤技術として確立する。
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研究成果の概要 |
我々はヒト皮膚線維芽細胞を、ALK阻害剤II(トランスフォーミング増殖因子-βシグナルの阻害剤)および1α、25-ジヒドロキシビタミンD3を使用して、天然の凍結乾燥ナノゲル架橋多孔質(FD-NanoClip)多糖類シートまたは線維上で骨芽細胞に変換することに成功した。また、異なる多糖類足場を比較するラマン分光分析とdOB培養のフーリエ変換赤外分光分析に基づいて、骨形成挙動の観察された違いを解析したところ、この研究は、既存のアテロコラーゲン足場材料と比較してより優れた骨形成出力を備えたFD-NanoClipシートを開発することができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、骨疾患に対する再生医療を目的として、高機能の自家骨芽細胞を含む、自在な3D形状の骨組織を構築する技術を報告した。本研究では我々が開発した2つの技術、①低分子化合物を用いたダイレクト・リプログラミングによる骨芽細胞誘導技術と②高い3D組織構築が可能なスキャホールドを組み合わせ、骨芽細胞移植に際して、効率性、安全性を高めたゼノフリー骨再生医療の基盤技術を確立を検証した。 本研究の結果、Fibronectin-coated NanoClip-FD matrixとALK5iⅡが骨芽細胞の接着、骨組織形成を強く支持し、安全なゼノフリー骨再生の基盤技術を拓くものと期待される。
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