研究課題/領域番号 |
19K19146
|
研究種目 |
若手研究
|
配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分57050:補綴系歯学関連
|
研究機関 | 大阪歯科大学 |
研究代表者 |
内藤 大介 大阪歯科大学, 歯学部, 講師(非常勤) (80758087)
|
研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2021-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
|
配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2019年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
|
キーワード | インプラント / in vitro / in vivo / ハイドロキシアパタイト / NANOZR / PLD / アパタイト / ナノジルコニア |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、PLD法によりアパタイトシートをコーティングしたインプラント体として生体に埋入した場合のSD系ラットのインプラント周囲骨組織の評価を中心とする。SD 系ラットの大腿骨骨髄から間葉系幹細胞を単離し,各種実験材料上にこれを播種・培養し,細胞接着能,細胞増殖能,骨芽細胞への分化能について評価する.また,ラット大腿骨にチタンナノ構造を析出した各種実験材料を埋入し周囲骨組織の評価をMicroCT分析および免疫蛍光染 色で行い,オッセオインテグレーションの評価を行う.
|
研究成果の概要 |
インプラント治療の成功のためには初期固定の確立および埋入周囲組織の早期回復が必須である. 共同研究者である近畿大学の本津茂樹教授は薄膜作製技術を用いて厚さ10μm以下の薄くて曲がる極薄アパタイトシートの開発に成功した.このアパタイトシートはインプラント表面に被覆させることが可能でこの材料を足場とすることで,インプラントの成功率を格段に向上させることが期待できる新期材料の開発ができる.本申請研究は金属アレルギー患者に対する治療選択肢の一つであるナノジルコニア材料へアパタイトをレーザーコーティングすることで生体アパタイトシート被覆新規インプラント材料の開発に成功した.
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の学術的な特色は,ナノテクノロジーの一つである材料表面のナノ構造制御に着目し,新たな生体材料を開発し他分野への応用を視野に入れているという点にある.オッセオインテグレーションとともにバイオインテグレーションが注目される中,アパタイトシートならびに細胞シートを応用させたこの結果は医科界・歯科界において多くの患者に普及させることが期待できる.
|