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舌,軟口蓋の筋の量や質が閉塞性睡眠時無呼吸症の治療方針に与える影響

研究課題

研究課題/領域番号 19K19148
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分57050:補綴系歯学関連
研究機関兵庫医科大学

研究代表者

中村 祐己  兵庫医科大学, 医学部, 助教 (70781912)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2021-03-31
研究課題ステータス 完了 (2020年度)
配分額 *注記
2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
キーワード閉塞性睡眠時無呼吸症 / 口腔内装置 / 咽頭腔 / MRI / 舌 / 軟口蓋
研究開始時の研究の概要

閉塞性睡眠時無呼吸症(Obstructive Sleep Apnea:OSA)の歯科的治療法に口腔内装置 (Oral Appliance:OA)がある.現行のOAの適応症の指標は無呼吸・低呼吸指数(apnea hypopnea index:AHI)であり,重症例はOAの適応ではないが,重症でもOAが奏功する例が存在することからOAの適応症を決定する指標としてAHIは適切ではない可能性が考えられる.そこで本研究では,OSA患者で上気道の形態をMRIを用いて解析し,舌の筋量,舌圧,上気道の体積と睡眠検査の結果から,OAの適応症を決定できる新たな指標を得る.

研究成果の概要

新型コロナウイルス流行の影響から、病院の方針や患者の希望で閉塞性睡眠時無呼吸症の治療の中断や検査の延期があり、2021年3月末の時点で本研究について同意を得ることができたものは11例であった.この11例について、MRI画像解析結果(舌の体積、軟口蓋の体積、咽頭腔の体積、舌の筋量・脂肪量、軟口蓋の筋量・脂肪量など)と閉塞性睡眠時無呼吸症の治療前後の睡眠検査結果(RDI、仰臥位でのRDI、3%ODI、無呼吸指数、低呼吸指数、脈拍上昇指数など)の相関を分析した。
その結果,少なくとも集まった11例では有意な相関は認められなかった.

研究成果の学術的意義や社会的意義

閉塞性睡眠時無呼吸症(OSA)の歯科的治療法である口腔内装置(OA)の適応症は,歴史的に無呼吸・低呼吸指数(AHI)を指標に決定されてきた.OAは重症には適応ではないとされてきたが,実臨床において,重症であってもOAが奏功する例がある.このことは,OAの適応症判断の指標として,AHIだけを用いることが適切でないことを示唆している.
この点を明らかにしようとすることが本研究の根幹であり,AHI以外の適応症の指標を得ることができれば,より適切にOSAの治療法を選択することが可能となる.これが本研究の学術的・社会的意義である.

報告書

(3件)
  • 2020 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2019 実施状況報告書

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公開日: 2019-04-18   更新日: 2022-01-27  

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