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神経伝達物質としてのグルタミン酸の三叉神経節細胞への影響は口腔感覚を制御するのか

研究課題

研究課題/領域番号 19K19177
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分57060:外科系歯学関連
研究機関東京歯科大学

研究代表者

西山 明宏  東京歯科大学, 歯学部, 助教 (80550128)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2021-03-31
研究課題ステータス 完了 (2020年度)
配分額 *注記
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
キーワードGlutamate / Trigeminal ganglion / odontoblast / neuro transmitter / TRP channel / グルタミン酸 / 神経伝達物質 / 口腔感覚 / 象牙芽細胞 / 細胞内カルシウム濃度 / 三叉神経節細胞 / trigeminal neuron / TRP
研究開始時の研究の概要

象牙芽細胞間の情報伝達は、本細胞が細胞外glutamateによる機能的合胞体を構成する事を示している。象牙質刺激を行うと、受容野に限局して防御機転としての象牙質形成が協調的に生じる。グルタミン酸による自己分泌性細胞間ネットワークは、その細胞機能基盤と示唆される。現在、Gluatamateを分子標的とする象牙質の再生療法開発と、疼痛制御薬剤の開発も開始しており、本研究は臨床開発の礎をなす研究である。

研究成果の概要

興奮性神経伝達物質であるGlutamateが歯牙の構成である象牙芽細胞間あるいは歯髄ニューロンとの細胞間連情報伝達物質として働いていることが我々の研究で明らかとなっている。
この報告では、各細胞間でグルタミン酸をメディエーターとするCa2+シグナルネットワークが構築されることを示唆している。その一方で末梢性神経との連絡経路においてGlutamateとグルタミン酸受容体との細胞間連絡に関与している可能性があるが、その経路については不明であった。本研究ではこの経路の特定と生理学的に何を制御しているかを解明すること目的に進め、痛み刺激下に三叉神経節細胞に発現する各グルタミン酸受容体を特定した。

研究成果の学術的意義や社会的意義

グルタミン酸受容体は神経機能に深く関与しており、象牙質の構成細胞である象牙芽細胞-歯髄ニューロン間での情報伝達がglutamateにより制御されている可能性があり、今後の研究の進展が興味深いところである。本研究成果では三叉神経節細胞に対しての痛み刺激下で特定のグルタミン酸受容体を確定したことで、この受容体を分子標的とする新たな治療開発・創薬が期待され将来性から見ても発展のある研究と考えている。

報告書

(3件)
  • 2020 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2019 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2020

すべて 図書 (1件)

  • [図書] 新・口腔外科はじめましょう2020

    • 著者名/発表者名
      片倉 朗(編集)西山明宏(分担加筆)
    • 総ページ数
      256
    • 出版者
      デンタルダイヤモンド社
    • 関連する報告書
      2020 実績報告書

URL: 

公開日: 2019-04-18   更新日: 2022-01-27  

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