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口腔癌発症による難治性疼痛メカニズムの解明

研究課題

研究課題/領域番号 19K19178
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分57060:外科系歯学関連
研究機関日本大学

研究代表者

古川 明彦  日本大学, 歯学部, 助教 (00731738)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
研究課題ステータス 完了 (2021年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
キーワード舌癌 / トリプシン / 癌性疼痛 / 異常疼痛 / PAR2 / TRPチャネル / 悪性腫瘍 / 口腔癌 / 難治性疼痛 / CXCR4 / TRP
研究開始時の研究の概要

口腔顔面領域に発症する癌は、進行とともに難治性疼痛となることが知られており、その除痛法として非ステロイド性抗炎症薬やモルヒネなどのオピオイドの投与が行われる。しかし、一方でその副作用は大きく癌患者のQOLを著しく低下させる。そのため癌性疼痛のメカニズムを解明し、新規治療法を開発することは臨床上非常に重要である。近年の報告によると、CXCR4とTRPチャネルとの関係性が示唆されている。しかしながら、口腔癌における難治性疼痛のCXCR4を介したメカニズムは不明な点が多い。本研究では、CXCR4の経路を介したTRPV1チャネルの活性化をターゲットとした、癌難治性疼痛のメカニズムの解明を目的とする。

研究成果の概要

癌細胞は様々な物質を放出することが報告されており、その中のプロテアーゼの一つとしてとしてトリプシンが知られている。癌から放出されたトリプシンは末梢に発現している受容体のProtease-activated receptor2を活性化することによりtransient
receptor potentialなどの疼痛関連イオンチャネルを介すことが示唆された。このことにより、癌発症に伴う難治性疼痛の発現に関与していると考えられる。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究によって示唆された結果は癌発症における疼痛発現のメカニズムの一端を担うものである。これにより、癌細胞から放出される物質の癌性疼痛メカニズム関与のみならず、癌の発育や転移、また、全身に与える影響に関与している可能性が十分考えられる。このことにより癌発症に対する早期発見・早期治療法開発および難治性癌性疼痛治療薬開発に対して多大な貢献をするものであり、口腔外科領域における臨床的意義は極めて大きいと考える。

報告書

(4件)
  • 2021 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2020

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] ラット舌癌モデルにおける異常疼痛に対するProtease-activated receptor 2 の関与2020

    • 著者名/発表者名
      古川明彦,篠田雅路,赤坂竜太,生木俊輔,岩田潤,米原啓之
    • 学会等名
      第75回NPO法人口腔科学会学術集会
    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書

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公開日: 2019-04-18   更新日: 2023-01-30  

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