研究課題/領域番号 |
19K19179
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分57060:外科系歯学関連
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研究機関 | 鹿児島大学 |
研究代表者 |
川島 雄介 鹿児島大学, 医歯学域鹿児島大学病院, 講師 (30836200)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 回折強調イメージング / テラヘルツコヒーレント放射光 / 日本大学LEBRA / 悪性腫瘍 / 赤外自由電子レーザー / パラメトリックエックス線 / 画像診断 / 悪性黒色腫 / 肝臓がん |
研究開始時の研究の概要 |
新しいエックス線であるパラメトリックエックス線、テラヘルツコヒーレント放射光および赤外自由電子レーザーの複合光源を用いた悪性腫瘍の画像診断への基礎的な研究を行なうことである。
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研究成果の概要 |
日本大学電子線利用研究施設(LEBRA)で回折強調イメージング(DEI)で猫の下顎骨巨細胞性骨肉腫の撮影を行った。DEIで撮影した画像を口内法エックス線写真および病理画像と比較した。DEIから超小角散乱像、位相勾配像、吸収コントラスト像を得た。超小角散乱像および吸収コントラスト像で病理画像で確認できた造骨性病変は口内法エックス線写真と比較し明瞭なコントラストを示した。これらの結果からLEBRAで開発されたDEIは造骨性病変を検出できる可能性が示唆された。 LEBRAでテラヘルツ放射光を用いてヒト肝臓腫瘍の撮影を行った。腫瘍部分と正常部分の水分含有量に差があり、その違いを画像化することができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日本大学LEBRAで回折強調イメージングやテラヘルツコヒーレント放射光を用いて巨細胞性骨肉腫および肝臓悪性腫瘍の撮影を行いました。今回の実感から従来からの臨床医学で悪性腫瘍の検査で行われてきている単純エックス線画像、エックス線CT画像およびMR画像とは異なった種類、コントラストの画像を得ることができました。新たな画像が得られたことにより臨床への応用できる可能性があります。また、今回の実感で用いた手法はエックス線CT検査のように被ばくを伴わずに行える可能性があり、より侵襲が少ない検査として今後の臨床医学に応用できる可能性もあります。
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