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細胞ストレス可視化マウスを用いた骨吸収抑制薬関連顎骨壊死発症機序の探求

研究課題

研究課題/領域番号 19K19180
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分57060:外科系歯学関連
研究機関松本歯科大学

研究代表者

定岡 直  松本歯科大学, 歯学部, 講師 (80549395)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2019年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
キーワードMRONJ / クロモグラニンA / 顎骨壊死 / 骨吸収抑制剤 / ChromograninA / 薬剤関連顎骨壊死 / BRONJ
研究開始時の研究の概要

骨粗鬆症治療薬の重篤な副作用である顎骨壊死発症機序の詳細は疑問点が多い。申請者は平成28年度科研費において骨芽細胞ならびに破骨細胞前駆細胞(Raw264.7)上で骨リモデリングに深く関与する酸化ストレスが骨粗鬆症治療薬とLPSの複合投与時に亢進することやChgA遺伝子の発現を抑制するとNF-κB経路が明確に阻害されることを見出し、酸化ストレスが骨粗鬆症の発症に深く関連する可能性が示された。骨粗鬆症治療薬が局所感染部位において酸化ストレスを発生させ顎骨壊死を発症させると仮説を立てた。酸化ストレス可視化マウスを使用し、発現量解析を通じて顎骨壊死発症カスケードを明らかにすることを目的とする。

研究成果の概要

骨粗鬆症治療薬を経時投与したマウスにおいてMRONJ発症に際し酸化ストレスがどのように関与するが機序を解明する上で生体内での可視化に利用されているNrf2タンパク質に着目し、酸化ストレスの指標として同じく利用されているクロモグラニンA(ChgA)同様に指標としてマウスの酸化ストレスの発現、細菌因子等により、増強されるのかを解明することを目的とした。以前の研究で破骨細胞に対し骨粗鬆症治療薬を作用させた結果ChgA遺伝子の増強が確認されていることからNrf2タンパクが関与するKeap1-Nrf2システム抑制時のChgA遺伝子発現への影響を探索することにした。

研究成果の学術的意義や社会的意義

MRONJ発症に関わるNf-κBを制御する酸化ストレス発現の分子基盤として核内における酸化ストレス発症因子であるChgAとNrf2の相互関係が細胞実験により明らかになった。Nrf2タンパクを利用した酸化ストレス可視化マウスを用いた骨粗鬆症薬による顎骨壊死の今後の研究に繋がると考える。

報告書

(5件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書

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公開日: 2019-04-18   更新日: 2024-01-30  

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