研究課題/領域番号 |
19K19183
|
研究種目 |
若手研究
|
配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分57060:外科系歯学関連
|
研究機関 | 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構 |
研究代表者 |
伊川 裕明 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構, QST病院 治療診断部, 医長 (00793928)
|
研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
|
配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2022年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
|
キーワード | 口腔癌 / 重粒子線治療 / 放射線性顎骨壊死 / マイクロバイオーム / 次世代シーケンサー / 頭頸部癌 / 顎骨壊死 / 口腔内細菌叢 / 細菌叢 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、頭頸部がんに対する重粒子線治療において、特に問題となる有害事象である 放射線性顎骨壊死の増悪因子とされている細菌感染の特徴について次世代シークエンサーを用いて明らかにすることである。次世代シークエンサーにより口腔内細菌叢の集合ゲノム(マイクロバイオーム)の網羅的解析を行い、細菌叢を構成する菌種の特定や菌種組成の変化を解明することで、より効果的な放射線性顎骨壊死を予防するための科学的根拠に基づいた戦略へと展開するための基礎基盤を確立する。
|
研究成果の概要 |
頭頸部がんに対する重粒子線治療では、照射後に放射線性顎骨壊死が出現し、同部位の細菌感染が臨床的に問題となる事がある。そこで本研究の目的は、頭頸部がんに対する重粒子線治療後に現れた顎骨壊死部の細菌叢の特徴を次世代シークエンサーを用いて明らかにすることである。結果は、頭頚部がん重粒子線照射後の顎骨壊死部は口腔内のその他の部位と比較して細菌叢が異なり、グラム陰性桿菌が豊富であった。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
放射線性骨髄炎発症部位の細菌叢を解明することで、より効果的な顎骨壊死の発現予防と感染制御の戦略を確立することが可能となると思われる。
|