研究課題/領域番号 |
19K19185
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分57060:外科系歯学関連
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
板垣 祐介 東北大学, 大学病院, 助教 (70807049)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
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キーワード | 口唇口蓋裂 / 3次元計測 / 3次元形態 / 口腔機能 / 3次元 / 舌圧 / 口唇圧 / 咀嚼能率 / 口唇裂口蓋裂 / 軟組織形態 / 咬合関係 |
研究開始時の研究の概要 |
板垣らは先行研究として、三次元顔面形態、咬合関係および口腔機能相互の関連性の研究を行なっている。その結果、口唇の形態と口腔機能に一定の相関が認められることを確認している。これらの先行研究を元に、平成29年度は計測を行う対象数を増やし、三次元形態計測、咬合評価、口唇圧、舌圧、咀嚼能率の測定を行い、データ数を十分量なものとする。平成32年度は測定結果をもとに統計解析を行い、形態と機能の関連性を明らかにする。さらに手術歴との関連性の評価を行い、手術方法と形態および機能との関連性についても明らかにする。
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研究成果の概要 |
成長期の片側性唇顎口蓋裂患者の顎顔面軟組織形態、咬合関係、口腔機能の間に認められる相互の関連性を明らかにすることを目的とした研究である。対象の3Dデジタルデータを用い、顎顔面軟組織形態の計測・評価を行い、咬合状態を分類し、口腔機能の評価として、口唇圧、舌圧、咀嚼能率を用い、それらの相互関連性について評価を行った。結果として、①年齢と口唇の変形に関連はなかった。②口腔機能に関連性が認められなかった。③形態と口腔機能の関連性は認められなかった。形態と機能との関連性については認められなかった原因として、形態的なデメリットを舌運動などに補償される可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、片側性唇裂を有する成長期患者を対象とし、顎顔面部での形態と機能の関連性を包括的に明らかにすることを目的とした。これにより、患者全体に共通して認められ問題点や、顎顔面軟組織形態、咬合関係、口腔機能の間に認められる相互の関連性を明らかにする。その結果は、将来的に、より効果的な治療方法、治療タイミング等を決定する一助となると考えられる。
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