研究課題/領域番号 |
19K19186
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分57060:外科系歯学関連
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
福嶋 玲雄 千葉大学, 医学部附属病院, 医員 (00833576)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2019年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 口唇腺 / 頭頸部放射線治療 / 唾液腺機能回復 / 高度滅菌培養 / first in human / 唾液腺長期安定培養法 / 唾液腺 / 自家移植 |
研究開始時の研究の概要 |
放射線治療による唾液腺萎縮によって引き起こされる口腔乾燥症は、咀嚼障害・嚥下障害等の機能障害だけでなく、義歯の適合問題や多数歯齲蝕にも深く関与している。唾液腺再生医療の研究が盛んに行われているものの、実用化には程遠いのが現状である。理由としては唾液腺細胞の初代培養が非常に困難である点があげられる。本申請研究に先立ち、申請者および千葉大学唾液腺細胞治療グループはヒト唾液腺細胞の長期安定培養法を確立した。放射線治療前に患者の口唇腺から唾液腺細胞を採取・培養・増殖させ、放射線治療後の萎縮した唾液腺に対して移植する、世界初の「唾液腺細胞治療」の実現を目指している。
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研究成果の概要 |
高度滅菌細胞培養室(CPC)内で使用する細胞調製手順書の準備が整い、細胞の運搬や操作の手順の確認をCPC内で行った。我々の研究室において、口唇腺の細胞培養を継続して行い、移植に使用できる細胞数の確認等を行うことができた。健常ボランティア3人に対して、カテーテルの挿入およびアテロコラーゲンの投与を行い、プロトコールを修正することができた。 放射線治療終了後の患者1人に対しても、Cold Runとしてカテーテルの挿入を行った。放射線治療終了後の患者では、開口障害が生じている上、唾液流出量が少ないため、唾液腺開口部がわかりづらく、カテーテル挿入操作が困難になることなど、問題点を抽出することができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
今回、健常ボランティア3名と放射線治療終了後の患者1名にカテーテル挿入を行うことができた。それにより、カテーテル挿入の手技の確立やプロトコールの修正を行うことができ、カテーテル挿入時の問題点などを抽出することができた。また、CPC内で使用する細胞調製手順書/記録書が整い、CPCでの細胞培養を行う準備が整った。この結果をもとに今後、自己唾液腺細胞を用いた、唾液腺機能再生療法の研究をさらに進めていきたい。
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