研究課題/領域番号 |
19K19200
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分57060:外科系歯学関連
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研究機関 | 徳島大学 |
研究代表者 |
横田 美保 徳島大学, 病院, 医員 (50836145)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2019年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 唾液腺 / 再生 / マイクロアレイ解析 / 顎下腺結紮モデルマウス / 唾液腺再生 / 遺伝子ネットワーク / マイクロRNA / 遺伝子 / 腺房細胞 / 導管細胞 / 導管結紮 / miRNA |
研究開始時の研究の概要 |
現在の口腔乾燥症の治療法は対処療法のみで、根治的な治療法はない。その原因の一つとして、治療法を開発するための動物モデルがほとんど存在していないことが挙げられる。すでに、申請者はマウス顎下腺の導管を結紮すると、唾液腺、主に腺房細胞が消失し、結紮を解除すると、正常唾液腺組織像を呈するまで回復する唾液腺再生のマウスモデルを開発している。本研究ではこのマウスモデルを用いて、唾液腺再生のメカニズムを解明することである。
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研究成果の概要 |
腺房細胞再生のメカニズムを再現したマウスモデルを用いて,腺房細胞の再生に関連する遺伝子ネットワークの同定を試みた.その結果、腺房細胞の再生に関わるハブ遺伝子として,Nrep(Neuronal regeneration related protein)が同定された.これら同定された幹細胞制御ネットワークが腺房再生に重要な役割を果たしていると考えられた.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究結果より,腺房細胞の再生に関わるハブ遺伝子として,腺上皮前駆細胞に特異的に発現する遺伝子(Neuronal regeneration related protein)が同定された.これら同定された幹細胞制御ネットワークが腺房再生に重要な役割を果たしていると考えられた.この成果は、“唾液分泌低下の改善”という患者のQOL向上が期待できるだけでなく、唾液腺疾患への治療応用の可能性も考えられた。
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