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口腔癌由来エクソソームに発現されるPD-L1の抗腫瘍免疫に及ぼす影響

研究課題

研究課題/領域番号 19K19201
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分57060:外科系歯学関連
研究機関高知大学

研究代表者

仙頭 慎哉  高知大学, 教育研究部医療学系臨床医学部門, 助教 (30635264)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
研究課題ステータス 完了 (2021年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
キーワード口腔扁平上皮癌 / PD-L1 / エクソソーム
研究開始時の研究の概要

本研究では、口腔扁平上皮癌細胞が多量に分泌する細胞外膜小胞:エクソソームに発現されているPD-L1が口腔癌の免疫回避機構と悪性形質獲得にどのように影響するのかを明らかにすることにより、我々がこれまでに明らかにしてきた口腔扁平上皮癌分泌エクソソームによる腫瘍進展促進作用との関連を追求する。それとともに、患者血清中エクソソームにおけるPD-L1の発現解析を行いバイオマーカーとしての有用性を検証する。

研究成果の概要

がん細胞は、免疫チェックポイント分子であるPD-1のリガンド:PD-L1を発現することにより免疫監視から逃れることができる。近年、PD-1経路阻害薬の有効性が証明され、再発または遠隔転移を有する頭頸部がんも適応となっているが、奏効率は低い。そこで本研究では、口腔扁平上皮癌細胞に発現されているPD-L1のintrinsicな作用を検討した。その結果、PD-L1はPD-1との相互作用非依存的に癌細胞の増殖・遊走・浸潤能および抗がん剤抵抗性を促進することが明らかとなった。

研究成果の学術的意義や社会的意義

口腔扁平上皮癌においてPD-L1はintrinsicに作用し、癌細胞の悪性形質の維持・促進に作用することが明らかとなった。このことは、現行のPD-1/PD-L1のinteractionを標的とする抗PD-1抗体薬、抗PD-L1抗体薬といったPD-1経路阻害薬に加え、癌細胞に発現するPD-L1そのものを標的とする治療薬の開発、応用の必要性を示唆している。

報告書

(4件)
  • 2021 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書

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公開日: 2019-04-18   更新日: 2023-01-30  

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