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経動脈除脳灌流標本を用いた気道確保困難時の病態解析

研究課題

研究課題/領域番号 19K19209
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分57060:外科系歯学関連
研究機関昭和大学

研究代表者

立川 哲史  昭和大学, 歯学部, 助教 (60781036)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2021-03-31
研究課題ステータス 完了 (2020年度)
配分額 *注記
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2020年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2019年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
キーワードCVCI / 全身麻酔 / 経動脈灌流標本 / Phox2b / 呼吸 / 組織酸素分圧評価
研究開始時の研究の概要

近年、全身麻酔の安全性向上に伴い、歯科治療を行う上で全身麻酔の選択が多くなってきている。全身麻酔による致死率は極めて低いが、全身麻酔導入時に人工呼吸ができなくなり(Can’t Ventilate:CV)かつ、気管挿管ができなくなり、(Can’t Intubate: CI)致死的な転帰を辿ることがある。しかしながら、CVCIの病態形成に関わるメカニズムの詳細な解明はされていない。申請者らは、上気道と呼吸運動の協調の乱れを是正する事でCVCIの治療に有効であるとの仮説を立てた。その上で、上気道構成筋群への出力が中枢の化学受容野にてどのように呼吸活動と連動し、修飾されているのかを解明する。

研究成果の概要

この研究では、呼吸などの自律神経系の発生に関与するPhox2bといわれる転写因子の研究を行っている。研究を重ねるにつれ、現在ではこのPhox2bという転写因子が呼吸のみならず、歯科の分野である咀嚼や唾液分泌に関与している可能性を見出している。学会発表(転写因子Phox2bを発現する小細胞性網様体ニューロンの生理学的解析,2019,第13回三叉神経領域の感覚⁻運動統合機構研究会・小細胞性網様体に存在するPhox2陽性ニューロンの電気生理学的・形態学的解析,2020,第62回歯科基礎医学会学術大会)も行った。現在は、論文投稿に向け執筆中であり、年内中に投稿予定である。

研究成果の学術的意義や社会的意義

この研究で、呼吸などの自律神経系の発生に関与するPhox2bといわれる転写因子の持つ役割が、呼吸のみならず、歯科の分野である咀嚼や唾液分泌に関与している可能性を見出すことができた。近年、唾液の分泌のメカニズムはおおよそわかっているが、新たな唾液分泌のメカニズム解明や、呼吸中枢に関する疾患の遺伝的解析に重要な役割をもたらす知見が得られた。この成果に関しては学会発表も行っている。

報告書

(3件)
  • 2020 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2019 実施状況報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2020 2019

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] 小細胞性網様体に存在するPhox2陽性ニューロンの電気生理学的・形態学的解析2020

    • 著者名/発表者名
      梶原里紗,中村史朗,中山希世美,望月文子,壇辻昌典,立川哲史, 飯島毅彦,井上富雄
    • 学会等名
      第62回歯科基礎医学会学術大会
    • 関連する報告書
      2020 実績報告書
  • [学会発表] 経動脈灌流標本を用いた上気道構成筋群及び胸郭の呼吸性神経活動におけるアシドーシスの影響2019

    • 著者名/発表者名
      立川 哲史
    • 学会等名
      昭和大学スポーツ運動科学研究所 第8回学術研究発表会
    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書

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公開日: 2019-04-18   更新日: 2022-01-27  

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