研究課題/領域番号 |
19K19215
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分57060:外科系歯学関連
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研究機関 | 鶴見大学 |
研究代表者 |
山田 麻記子 鶴見大学, 歯学部, 非常勤講師 (20556526)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
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キーワード | microdialysis / ADHD / stress handling / 神経鎮静法 / マイクロダイアリシス / 注意欠如・多動性 / ストレス / 精神鎮静法 / 注意欠如・多動性障害 |
研究開始時の研究の概要 |
歯科治療はストレスを引き起こすストレッサーとなる事が少なくない.このため, 歯科麻酔科臨床では,歯科治療中の全身管理法として静脈内鎮静法が,現在行われている. しかしながら高次脳機能に障害・変調をきたしているとされる神経発達障害患者に,同じく高次脳機能に作用機転をもつ静脈内鎮静薬を用いた静脈内鎮静法の応用が適切なのか否か,その検討はほとんど行われていない. 本研究は,神経発達障害なかでも注意欠如・多動性障害への静脈内鎮静法の応用の安全性と妥当性について高次脳機能の面から検討する.さらに,静脈内鎮静法に替わる神経発達障害患者により安全性の高い新たな全身管理法の可能性についても検討する.
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研究成果の概要 |
Handling stressによって,青斑核と前頭前野,背側縫線核と扁桃体基底核外側のモノアミン神経活動が亢進した.ミダゾラムとNBI127914の局所投与は,ストレス状況下のこれらの神経活動の亢進を抑制するのに対し,デクスメデトミジンは,ストレス状況下のこれらの神経系の活動の亢進を抑制しなかった.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
歯科治療はストレスを引き起こすストレッサーとなりうる .歯科麻酔臨床では,ストレス軽減に静脈内鎮静法が有効である.しかしながら,現在静脈内鎮静法を行う機会が増えているが,脳内複数部位のモノアミン神経系活動の中枢神経系作用発現機構の検討はほとんど行われていない. 本研究では、静脈内鎮静法薬の中枢神経作用機構を明らかすることで歯科医療の安全性の向上を図ることができる.
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