研究課題/領域番号 |
19K19250
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分57060:外科系歯学関連
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研究機関 | 鶴見大学 |
研究代表者 |
中村 那々美 鶴見大学, 歯学部, 臨床助手 (40824909)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2019年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 蛍光観察法 / VELscope / IllumiScan / 上皮性異形成 / 口腔がん / 口腔白板症 / Prospective / Analysis |
研究開始時の研究の概要 |
口腔・咽頭癌罹患率は1975年の統計開始から現在までおよそ5倍の増加率を示しており、先端的医療の導入、とくに低侵襲でがんの早期発見および予防法の導入が必須である。これまでいくつかの腫瘍マーカーが同定されているものの、特異性の低さから有用な結果は得られていない。そこで、前癌病変であるヒト口腔白板症に着眼し、正常細胞から異型、悪性転化までの機構を細胞DNAの修飾、関連する因子の遺伝子制御などエピジェネティクスに制御されるシステムの作動原理を一元的に解析することで、発癌に関与するマーカーを同定し、遺伝子工学的に制御することで口腔咽頭癌の診断・治療・予防法を確立し遺伝子治療薬開発に役立てることである。
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研究成果の概要 |
従来、上皮性異形成を検出するためヨード染色法(IOM)が用いられているが、IOMはヨードの粘膜刺激性、ヨードアレルギー患者への適用外、角化粘膜には適用できないという弱点がある。そこで、蛍光観察装置のIllumiScanおよびVELscopeを用い、蛍光観察法 (AVM)の客観的指標として、健常粘膜とFVL部の輝度比からカットオフ値を設定し、病理組織学的診断をゴールドスタンダードとして舌上皮性異形成の検出精度を求め、その臨床応用の可能性についてヨード染色法と比較検証した。 客観的AVMは、IOMよりも正診率が高く、舌上皮性異形成の補助検出法として臨床応用できる可能性が示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
口腔がんは口腔顎顔面領域に発生するため、発見が遅延した場合、外科的な手術が施されたとしても、術後、社会生活に不可欠な摂食嚥下機能、構音機能ならびに審美的機能に著しい低下をきたす。そのため、口腔がんにおいて早期発見早期治療が重要となる。 従来、口腔がんおよび上皮性異形成の検出のためにヨード染色法(IOM)が用いられてきたが、IOMにはヨードによる粘膜刺激があり、角化粘膜には適応できないという弱点があり、近年、非接触・非侵襲の蛍光観察法が用いられてきている。しかしながら、現在、蛍光観察装置はさまざまな機器が開発、臨床応用されているが、それらの客観的評価法は未だ確立されておらず、精度も様々である。
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