研究課題/領域番号 |
19K19251
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分57060:外科系歯学関連
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研究機関 | 鶴見大学 |
研究代表者 |
梅木 泰親 鶴見大学, 歯学部, 非常勤講師 (10552408)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 口腔癌 / レプチン受容体 / レプチンアンタゴニスト |
研究開始時の研究の概要 |
口腔癌に対する外科的治療、放射線療法、化学療法によって起こる機能障害や副作用は、患者の大きな負担となり、治療後のQOLの低下を招くため、新たな治療法の開発が必要である。最近、トリプルネガティブ乳癌ではレプチン受容体の発現が高く、そのモデルマウスにおいてレプチン受容体のアンタゴニストペプチドを作用させたところ、平均生存期間が延長したとの報告があった。一方で口腔癌の腫瘍細胞においてもレプチン受容体が正常組織より多く発現していることが報告された。そこで本研究では口腔癌の治療にも応用できる可能性に着目し、同ペプチドを作用させることで、腫瘍細胞にどのような影響を与えるか明らかにする。
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研究成果の概要 |
本研究では口腔癌に対してレプチンアンタゴニストペプチドを治療薬として応用することができるか否かについて明らかにすることを目的として、まず、ヒト口腔癌症例におけるレプチン受容体の発現について検討した。口腔癌患者より生検もしくは外科的切除時に口腔癌組織の採取を行い、組織切片を作製し、免疫組織化学的にレプチン受容体の発現分布について、生検または切除術時に含まれる正常な部位の組織と比較した。 癌近傍の上皮組織および周囲上皮異形成部におけるレプチン受容体陽性細胞数と比較して、正常組織ではレプチン受容体陽性細胞数が少ない傾向が認められ、上皮の異型性とレプチン受容体陽性細胞との関連が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では口腔癌に対してレプチンアンタゴニストペプチドを治療薬として応用することができるか否かについて明らかにすることを目的とした。世界的なコロナウイルス感染症拡大の影響により、当初予定していた検討を期限内で計画通りに実施することは困難であったが、限りある資源を有効に活用し、可能な限り検討を実施した結果、口腔癌に対するレプチンアンタゴニストペプチドの治療薬としての応用に向けて、基礎的なデータを得ることができた。超高齢社会を迎えたわが国における、より低侵襲で治療に伴う弊害の少ない新たな治療法の開発に向けて、有用な研究であった。
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