研究課題/領域番号 |
19K19270
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分57070:成長および発育系歯学関連
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
木村 綾 広島大学, 医系科学研究科(歯), 研究員 (00823197)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2019年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | フラボノイド / 歯根吸収 / フラボノイド化合物 / 骨代謝 / セメント芽細胞 / 石灰化 / 歯周組織 / 代謝活性 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、フラボノイド類化合物であるバイカリンに着目し、歯周組織におけるWnt/β-カテニンシグナル経路を介した代謝調節機構について明らかにするとともに、歯根吸収抑制効果について検証する。さらに、矯正歯科治療中に生ずる歯根吸収の発症を安定的に予防する新規の治療法を確立することを最終的な目的とする。初年度では in vitro 実験系にて、フラボノイド類化合物の歯周組織構成細胞の代謝に対する影響について検討を行うとともにシグナル伝達経路を解明する。次年度は、ラット歯根吸収モデルを用いた in vivo 系の実験により、バイカリンの歯根吸収抑制効果について検証する。
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研究成果の概要 |
本研究では、フラボノイド類化合物であるバイカリンに着目し、歯周組織におけるWnt/β-カテニンシグナル経路を介した代謝調節機構について明らかにするとともに、歯根吸収抑制効果について検証した。さらに、矯正歯科治療中に生ずる歯根吸収の発症を安定的に予防する新規治療法を確立することを最終的な目的とし、バイカリンの歯周組織構成細胞における影響およびそのシグナル伝達経路の検討、歯根吸収抑制効果について動物実験による検討を行った。その結果、バイカリンは歯根吸収抑制に効果的であることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
歯根吸収は矯正歯科治療における副作用のうち、最も高頻度に認められるにも関わらず、発症機序の詳細は解明されていない。歯根吸収のリスク因子は報告されているものの、現在のところ効果的な予防法は存在しない。そこに、健康補助食品としても注目され、広く応用されているフラボノイド化合物を用いる簡便性と安全性が本研究の特徴である。歯の移動におけるフラボノイド化合物の作用機序を解明することは、歯根吸収の発症機序の解明や、歯周組織構成細胞間の相互作用の解明に貢献するため、学術的に高い意義があると考えられる。
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