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ポピドンヨードの口腔内塗布による呼吸器装着患者の肺炎予防

研究課題

研究課題/領域番号 19K19316
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分57080:社会系歯学関連
研究機関長崎大学

研究代表者

川北 晃子 (宇田晃子)  長崎大学, 医歯薬学総合研究科(歯学系), 客員研究員 (10647241)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
研究課題ステータス 完了 (2021年度)
配分額 *注記
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
キーワード人工呼吸器関連肺炎 / ポビドンヨード / 口腔ケア / 細菌数定量 / 気管内挿管 / 細菌数 / ポピドンヨード / 肺炎 / 肺炎予防
研究開始時の研究の概要

人工呼吸器関連肺炎( VAP)は気管内挿管・人工呼吸器管理の患者に、人工呼吸開始後48時間以降に新たに発症した院内肺炎である。VAPを口腔ケアにより予防するために、さまざまな取り組みがなされているが、これまでの口腔ケアに加えてポビドンヨードの局所投与を行うことにより口腔咽頭の細菌数をどの程度の時間減少させることができるかをreal time PCR法を用いて直接測定する。その結果をもとに新たな口腔ケア方法を確立し実際にVAPの頻度を減少させることができるかを明らかにする。

研究成果の概要

人工呼吸器関連肺炎(VAP)は集中治療室における最も重大な合併症の一つである。VAPは口腔咽頭貯留液中の病原性微生物が下気道に流入することにより発症すると考えられることから、口腔内の細菌数を減少させることが予防法の一つになる。
本研究ではオキシドールとポビドンヨードによる口腔ケアを行い、咽頭貯留液中の細菌についてreal-time PCRを用いて定量的解析を行った。その結果、口腔ケアにより咽頭貯留液中の細菌数は減少すること、しかし3時間後には再び増殖すること、ポビドンヨードによる清拭を加えると3時間程度は細菌数減少効果は持続することが明らかとなった。

研究成果の学術的意義や社会的意義

VAPは集中治療室における最も重大な合併症の一つである。海外ではクロルヘキシジンを用いた口腔ケアによりVAPを予防することが一般的となっているが、本邦では同薬剤や粘膜への使用が禁忌となっている。本研究によりオキシドールとポビドンヨードを用いる口腔ケアにより口腔咽頭貯留液中の細菌増殖が抑制できることがreal-time PCR解析の結果明らかとなり、今後VAP予防法として普及することが期待できる。

報告書

(4件)
  • 2021 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書

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公開日: 2019-04-18   更新日: 2023-01-30  

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