研究課題
若手研究
オゾンナノバブル水を応用して、誤嚥の疑いや有病・多剤服用高齢者に対して使用可能な殺菌性口腔ケア用保湿剤を開発することを目的とする。近年、オゾンナノバブル水の様々な口腔内細菌に対する殺菌作用が報告されている。本研究ではオゾンナノバブル水に粘稠性を付加することにより、持続的に口腔内で、殺菌性・保湿性を発揮する口腔ケア用保湿剤の製作をおこない、その有効性の検討をおこなう。これにより、医療関連施設における誤嚥性肺炎の発症防止に貢献できると期待される。また、オゾンによる殺菌作用は耐性菌を発生させる恐れがないため、MRSAやVRSAなどによる院内感染問題の解決の一助になると期待される。