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高齢者における頭頸部の機能維持による平衡機能低下の抑制効果

研究課題

研究課題/領域番号 19K19327
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分57080:社会系歯学関連
研究機関新潟大学

研究代表者

小田島 あゆ子  新潟大学, 医歯学系, 助教 (80760131)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
キーワード高齢者 / 平衡機能 / 口腔機能 / 頸部機能
研究開始時の研究の概要

フレイルによる身体機能の低下は高齢者の転倒の原因となり、特に高齢者の筋力および平衡機能の低下は転倒リスクを上げる。咬合状態や舌機能などの口腔機能が平衡機能と関連することが明らかになったが、詳細なメカニズムは不明である。申請者の調査により口腔機能および頸部機能が平衡機能に関連したことから、口腔および頸部の機能維持から得られる頭部の安定が平衡機能に影響を与えると考えた。本研究は①モーションキャプチャを用いた基礎調査によって口腔および頸部を含んだ頭部の三次元的動作が身体動揺に与える影響を明らかにし、②地域疫学調査によって口腔および頸部の機能維持による平衡機能低下の抑制効果を解明する。

研究実績の概要

本研究はモーションキャプチャを用いた基礎調査によって口腔および頸部を含んだ頭部の三次元的動作が身体動揺に与える影響を明らかにすることを目的とした。
地域に在住している65歳以上の高齢者を対象に、口腔内診査(歯数、義歯の使用、舌圧、咬合力)を行った。加えて、平衡機能検査では加速度計による頭部および腰部の三次元的動作の記録と重心動揺測定を同時に行った。平衡機能検査の測定条件は開眼または閉眼、タンデム立位、咬合状態(無、接触程度、咬合)における30秒間静止とした。
対象者25名を咬合力上位群(n=12)と咬合力下位群(n=13)の2群に分けて分析を行った。その結果、咬合力上位群は咬合力下位群に比べて開口状態の頭部動揺が有意に小さく、腰部動揺および重心動揺においては有意な差はみられなかった。
この結果を元に、学会発表および論文投稿を予定している。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

現在、研究成果の学会発表および論文投稿の準備を行っており、計画通りに進んでいる。

今後の研究の推進方策

次年度(2024年度)の学会発表および論文受理を目標に進めていく。

報告書

(5件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書

URL: 

公開日: 2019-04-18   更新日: 2024-12-25  

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