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反転評価を用いた医療プロフェッショナリズム教育プログラムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 19K19363
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分58010:医療管理学および医療系社会学関連
研究機関順天堂大学

研究代表者

遠藤 周  順天堂大学, 医学部, 准教授 (60772457)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
キーワードプロフェッショナリズム / 評価 / 反転授業 / 医療者教育
研究開始時の研究の概要

プロフェッショナリズムは、医学生が身に着けるべき学修成果の中で最も重要な課題のひとつである。本研究は医学教育の現場において実践可能なプロフェッショナリズム教育プログラムの開発を目的とする。近年、急速に取り入れられつつある教育技法に反転授業(Flipped classroom)がある。これは従来型の受動的教育スタイルから、より能動的な学習を促す手法であるが、今回この手法を応用した「反転評価」を用いることで、プロフェッショナリズム教育における学習効果の向上を試みる。また本研究の成果はプロフェッショナリズム教育の実践ツールの開発につながり、プロフェッショナリズム教育の普及に結びつくと思われる。

研究実績の概要

本研究の目的:プロフェッショナリズムは、医学生が身に着けるべき学修成果の中で最も重要な課題のひとつである。その重要性が認識されている一方で、教育の具体的実践には多くの問題が指摘されている。本研究は医学教育の現場において実践可能なプロフェッショナリズム教育プログラムの開発を目的とする。今回「反転評価」の手法を用いることで、プロフェッショナリズム教育における学習効果の向上を試みる。
研究実施計画:反転評価を用いた教育プログラムの実践・調査/有用性の解析 期間:小児科クリニカルクラークシップ期間中 評価者:医学生(80名)。評価先行群と講義単独群に分けるが、評価先行群は反転評価プログラムに取り組んだのちに小講義を受け、講義単独群は小講義のみを受けることとする。 評価対象:指導医、研修医、パラメディカル、動画(ショートムービー)。評価方法:Professionalism Mini-Evaluation Exercise(以下,P-MEX)を用いる。 評価内容:①「医師患者間関係能力」「省察能力」「時間管理能力」「医療者間関係能力」からなる4領域25項目のプロフェッショナリズムの評価を行う。②それぞれの対象者に対し、プロフェッショナリズムを感じた点と感じなかった点を理由とともに記載させる。のちに本テーマについて議論の場を設ける。参加した医学生全員にプロフェッショナリズムの小講義を行う(教科書的内容)。
今年度の成果:昨年度ブラッシュアップを行った反転評価を用いた教育プログラムおよびシナリオを用い、現場での実践を行った。しかし、流行感染症の状況に伴い、本プログラムに一度に参加できる医学生の数が不安定となり遅延した。計画を一部変更すると同時に一年の延長申請を行い、残りの実践を行う計画である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

今年度は研究計画通り、研究者がブラッシュアップしたシナリオおよび教育プログラムを用い、医学生を対象とした実践を行った。しかし流行感染症の再拡大に伴う診療科内ルールの調整がなされ、一度に本プログムに参加できる医学生の数が不安定となり遅延した。

今後の研究の推進方策

一年の延長申請を行い、残りのプログラムの実践・評価を行う計画である。流行感染症の再拡大等の状況に伴い、診療科内ルールの調整がなされ、一度に本プログムに参加できる医学生の数が不安定となり遅延した。それに伴い計画の修正を行った。先行評価の一部をシナリオ実践としたことで、WEB会議システム等の活用が可能となり病棟滞在時間が少なくても実行できるようにプラン修正を行ったことと、今年度より院内・科内規制も緩和されたため研究を遂行できる見込みである。

報告書

(5件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書

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公開日: 2019-04-18   更新日: 2024-12-25  

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