研究課題/領域番号 |
19K19374
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分58010:医療管理学および医療系社会学関連
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研究機関 | 北海道教育大学 |
研究代表者 |
鈴木 哲平 北海道教育大学, 教育学部, 准教授 (40768751)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | データベース医学 / レセプト情報・特定健診等情報データベース / NDB / 健康情報 / 介護情報 / ビッグデータ分析 / 医療経済学 / 保健医療行政 / 保健医療政策 / 介護福祉 / 医療情報学 |
研究開始時の研究の概要 |
現在進められている『データヘルス改革』によって、健康・医療・介護のビッグデータが連結されることにより、大規模な健康・医療・介護の分野を有機的に連結したICTインフラが、2020年度から世界で初めて稼動される。これによって、全国の自治体では健康・医療・介護ビッグデータを連結させた分析を行うことが必要となるが、その具体的な方法の提示や、地域での実現可能性の調査については、これまでに行われていない。
本研究では、自治体による医療・介護・健康情報のビッグデータ分析を支援すること、および健康づくり施策実践を支援することを目的とする。
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研究成果の概要 |
「自治体による健康ポイント事業の効果検証および事業評価方法の検討」を行い、北海道岩見沢市で実施している健康ポイント事業の効果検証について、傾向スコアマッチング法を用いて、医療・介護レセプトと健康情報を連携させた分析を行った。本研究では、健康ポイント事業の参加者と非参加者の介護費の抑制効果を単純比較すると、事業参加者については抑制効果が有意にみられていたが、傾向スコアマッチング法によって参加者と非参加者を調整し、比較することによって、介護費の抑制効果がみられなくなるという結果が得られた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
『データヘルス改革』によって、これまで行うことが出来なかった健康・医療・介護のビッグデータが連結されることにより、大規模な分野野を有機的に連結したICTインフラの構築が進められている。自治体では健康・医療・介護ビッグデータを連結させた分析を行うことが可能となるが、その具体的な方法の提示や、地域での実現可能性の調査についてはこれまでに行われていない。 本研究成果は、自治体の健康・医療・介護のビッグデータを活用して、自治体による健康づくり施策の評価に取り組んだものであり、自治体の健康づくり施策支援に貢献できるものと考えている。
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