研究課題/領域番号 |
19K19393
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分58010:医療管理学および医療系社会学関連
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研究機関 | 北海道千歳リハビリテーション大学 |
研究代表者 |
山田 恭平 北海道千歳リハビリテーション大学, 健康科学部, 准教授 (90559676)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 高齢者 / 運転 / ドライバ― / 自己認識 / ドライバー / 自動車運転 |
研究開始時の研究の概要 |
研究の目的は、高齢ドライバーの安全運転を支援するプログラムの開発である。本研究ではドライバー自身が運転能力を評価-訓練し、運転寿命を延ばすことに寄与するプログラムを開発する。また、開発したプログラムを実施することはドライバー自身が運転中止時期について考える機会を与えることにもなる。そのため、本プログラムは運転能力を維持させるだけでなく、ドライバーやその家族が免許返納から他の移動手段への移行をスムーズさせ、且つそのような対象者に関わる医療・介護・福祉の関係者にとっても有益な支援方法となりうる。
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研究成果の概要 |
千歳市に住む高齢ドライバーを対象に、高齢ドライバーサポート事業を実施した。本事業は、運転に関する情報提供、運転能力の維持を目的とした身体・認知評価や訓練を集団で行った。2021年は5回、2022年は9回実施し、延べ約200名が参加した。3部構成で90分のコンテンツを作成した。1つ目は「運転に関する話題提供」、2つ目は「運転寿命延伸トレーニング」、3つ目はグループワークとした。トレーニングには様々な身体と認知訓練を含めた。グループワークでは毎回異なるテーマについて意見交換を行った。結果、全体の約8割以上が継続的に参加していた。アンケートから、多く参加者の運転に対する自己認識が変化していた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
高齢ドライバーの運転継続と中止の判断は本人や家族にとって大変難しい問題である。本研究では高齢ドライバーサポート事業を開催し、そこに参加した運転の自己認識に着目し、種々の評価や訓練等を通して、参加者の認識の変化を調査した。継続して参加することで認識が変化することが明らかとなり、参加者が運転継続や中止について考える機会を提供できたと考えられる。
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