研究課題/領域番号 |
19K19394
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分58010:医療管理学および医療系社会学関連
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研究機関 | 自治医科大学 |
研究代表者 |
笹渕 裕介 自治医科大学, 医学部, 講師 (40782339)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | レセプトデータベース / 介護レセプト / 特定健診 / 臨床疫学 / レセプトデータ / 医療レセプト / 健診情報 / 突合 / 糖尿病 / 集中治療 / 介護 |
研究開始時の研究の概要 |
それぞれ別個に存在する医療レセプト、介護レセプト、特定健診のデータを個人が紐づく形でかつ時間を追って追跡可能な横断的かつ縦断的データベースを構築する。このデータベース構築によってこれまで困難であった「地域における医療と介護の関わりを明らかにする」ことを達成する。
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研究成果の概要 |
(1)栃木県18市町から匿名化レセプトデータ取得に至った。取得した匿名化レセプトデータをデータベースに格納し、医療・介護レセプト・検診データを、個人を追跡可能な匿名化IDによって突合可能な形にしたデータベース構築を行った。また、このデータベースから各研究 課題に応じて、研究利用しやすい形に整形して抽出するシステムを構築した。 (2)構築したデータベースを用いて①集中治療室入室患者に対する早期リハビリテーションの効果②高齢者の体重減少と要介護度の変化③要介護状態の高齢者に対する人工呼吸管理の発生率と1年後の転帰④第3世代ニューキノロンとアキレス腱断裂の関連⑤皮膚外傷と感染性心内膜炎の関連を検討した
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では今までにない規模の医療レセプト、介護レセプト、及び特定健診情報を横断的かつ時系列を追ったデータベースを構築した。また、データベースから目的の患者のデータを抽出するシステムの構築を行った。本研究の成果は他の自治体への拡張が可能であり、高齢化社会における医療と介護という二本柱に関して世界を牽引するような研究を行う基盤となることが期待される。また、このデータベースを用いた臨床疫学研究を通して、患者・医療者・行政の意思決定に資するリアルワールドエビデンスを発信することが可能となる。
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