研究課題/領域番号 |
19K19401
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分58010:医療管理学および医療系社会学関連
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研究機関 | 国立保健医療科学院 |
研究代表者 |
田野 ルミ 国立保健医療科学院, その他部局等, 上席主任研究官 (20433170)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2022年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2021年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 禁煙支援 / 口腔保健 / たばこ対策 / 医科歯科連携 |
研究開始時の研究の概要 |
喫煙率の低下を目標に禁煙支援を進めていくなかで、新型たばこ使用者の喫煙行 動の解明が求められる。これまでたばこ煙が直接かつ最初にばく露する「口腔」 に着目し、歯科における禁煙支援の特徴や効果、喫煙が唾液および口臭におよぼす影響など について明らかにしてきた。本研究ではこれらの研究成果を基に、近年の喫煙状況に応じた 禁煙支援プログラム開発を目指し、次の3つを目的として研究を進める。 ① 新型たばこに着眼した喫煙行動の実態把握と喫煙行動に対する影響要因の分析 ② 上記分析結果に基づく新型たばこの禁煙支援のプログラムの開発とその効果検証 ③ 医科歯科連携に基づく禁煙支援プログラム実施の関連要因の分析
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研究成果の概要 |
現在の使用たばこは、新型たばこのみが18人、紙巻きたばこのみ1人、新型たばこと紙巻きたばこの両方を使用している者は5人だった。新型たばこの種類は、電子たばこが1人で、他は加熱式たばこを使用していた。加熱式たばこの使用者はたばこ依存のなかで加熱式たばこにかえている状況、加えて喫煙者が改正健康増進法を知ることの重要性が示唆された。また、喫煙者は、改正健康増進法を認知している者は、認知していない者よりも喫煙行動の変化がみられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
新たな形態のたばこの流行を受け、喫煙者の実態把握をした喫煙対策を講じることは、効果的な禁煙支援に向けたエビデンスとなる。また、科学的根拠に基づいた禁煙支援プログラムを提示することで、喫煙率の低下に寄与し得る点から、社会的意義があると考える。
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