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高齢マウスを用いた認知機能低下を反映するバイオマーカー研究

研究課題

研究課題/領域番号 19K19422
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分58020:衛生学および公衆衛生学分野関連:実験系を含む
研究機関川崎医療福祉大学

研究代表者

上野 浩司  川崎医療福祉大学, 医療技術学部, 准教授 (60725068)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
研究課題ステータス 完了 (2021年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
キーワード高齢化 / マウス / 認知機能 / 行動解析 / 抑制性介在ニューロン / 細胞外マトリックス / 神経細胞周囲網 / 神経可塑性
研究開始時の研究の概要

本研究では,これまでの研究成果を応用させ,認知機能の低下とその生物学的マーカーの探索を行う。そこで,高齢マウスの認知機能低下のレベルと組織学的所見,血液学的所見を検討する。これにより,認知機能低下を細胞外マトリックス分子の変化の点から理解し,認知機能経過の予測を行える検査の確立,治療薬の探索に繋げる。

研究成果の概要

高齢化によって認知機能が低下したマウスと低下していないマウスの脳における抑制性介在ニューロンと細胞外マトリックスの組織学的な変化の詳細は不明瞭なままである。特にPV陽性ニューロン周囲に選択的に発現するとされている特殊なECM構造物である神経細胞周囲網の高齢化による組織学的な変化の詳細も不明なままである。老化促進モデルマウス(SAMマウス)の生後12ヵ月齢の脳を使用した。SAMP8,P10マウスでは行動異常が見られたと同時に,抑制性介在ニューロンと細胞外マトリックスの発現に異常がみられた。本研究で見られた海馬における抑制性介在ニューロンの変化やECMの変化が関連している可能性がある。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究は高齢化によるマウスの行動異常と海馬の細胞外マトリックス分子と抑制性介在ニューロンの変化の関係性の一端を明らかにしたものであり,高齢化の認知機能低下の原因解明とその治療方法と予防方法の確立に寄与している。老齢マウスの脳の組織学的な変化を報告した研究はまだ少なく,今回の研究成果が認知機能低下を早期に発見するマーカーの礎になる可能性が高い。

報告書

(4件)
  • 2021 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2022

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] Effect of chronic administration of scopolamine on abnormal behavior in aged mice2022

    • 著者名/発表者名
      Tomimoto K, Ueno H, Takahashi Y, Okamoto M, Ishihara T
    • 学会等名
      日本生理学会
    • 関連する報告書
      2021 実績報告書
  • [学会発表] 化促進モデルマウス(SAM)の海馬における抑制性介在ニューロンと細胞外マトリックス2022

    • 著者名/発表者名
      石黒 美南、高橋 優、石原 武士、上野 浩司
    • 学会等名
      日本実験動物学会
    • 関連する報告書
      2021 実績報告書

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公開日: 2019-04-18   更新日: 2023-01-30  

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