研究課題/領域番号 |
19K19459
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分58030:衛生学および公衆衛生学分野関連:実験系を含まない
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研究機関 | 大阪大学 (2020-2021) 神戸女子大学 (2019) |
研究代表者 |
藤井 誠 大阪大学, 医学系研究科, 特任准教授(常勤) (10803760)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | がん / ライフコース / オストメイト / 地域がん登録 / 競合リスク解析 / 多重がん / 同時性がん / 異時性がん |
研究開始時の研究の概要 |
がん医療の発達により、がん罹患率は上昇、死亡率は減少し、がんサバイバーとよばれる、がんに罹患した人の数は急激に増加すると見込まれている。本研究は、一度がんに罹患すると、次のがんに罹患しやすいのか。罹患したがんが原因で死亡するのか。他の疾患で死亡するのか。といった、がん罹患後のライフコースを明らかにし、新時代におけるがん医療を考える上で重要な知見を提供することを目的とした研究である。
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研究成果の概要 |
本研究は地域がん登録と死因情報を組み合わせた情報や、病院の長期コホートなど様々な既存データを基に検討した。 がん患者の罹患後の経過年数と死因に関する検討では、第2がんを診断された患者の5年生存率をみると、多重がん患者の予後は、同時性では1つ目のがん、異時性では当該がんの影響が大きいと考えられることが明らかになった。 また、がん患者の術後のストーマセルフケア能力の自立と全身状態の経時的な変化に関する検討結腸直腸がんによるストーマを造設した患者は、高齢であってもセルフケア能力を獲得する事が可能であるがこと。手術時の年齢や全身状態が自立したセルフケア技術の習得に影響を及ぼすことが明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまで施設ベースの研究でしか実施することができなかったがん罹患者の死因情報を検討できたこと、単発がんだけでなく多重がんの死因に関する検討ができたことは学術的に意義が高いと考える。また、臨床の看護師が日々関わる中で積み上げてきた情報を基に手術時に高齢な場合はストーマに関するセルフケア能力を全て習得することは困難であるが、生活に必要なストーマパウチから排泄物を処理する能力は、高齢であっても8割以上習得する事が可能であることを明らかにできたことは、今後益々がん罹患年齢が高くなる、新時代におけるがん医療を考える上で重要な知見を提供するといえる。
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