研究課題/領域番号 |
19K19471
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分58030:衛生学および公衆衛生学分野関連:実験系を含まない
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研究機関 | 産業医科大学 |
研究代表者 |
永田 智久 産業医科大学, 産業生態科学研究所, 准教授 (40525466)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | コホート / 産業保健 / 医療費 / 疾病休業 / コラボへルス / Crude coverage / Effective coverage / 産業医学 / 職域コホート |
研究開始時の研究の概要 |
生活習慣病は, 治療すべき人が適切に治療すること, また, 治療している人が離脱することなく治療を継続することが, 将来の合併症の発症予防や医療費の適正化に重要である。本研究では, 2013年度以降, 約10万人の健康診断, 診療報酬明細書(レセプト)のデータを観察・解析することにより, 健診有所見者がその後の受診・受療行動により, 脳・心臓疾患の発症や医療費にどのような影響があるかを調査する。
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研究成果の概要 |
目的:本研究の目的は、血圧値と病気休業との関係を明らかにすることである。方法:後向きコホート研究を日本国内の7つの企業で実施した。血圧は、2014年度の健康診断で(1)<120/80、(2)120-129/80-84、(3) 130-139/85-89, (4) 140-159/90-99, (5) >= 160/100 mmHgの5つに分類した。全疾患による30日以上の病気休業とした。結果:20~59歳の労働者33,153人を分析した。ハザード比は、(1)を参照として、(2)1.29, (3)1.15, (4)1.40, (5)1.70であった(p for trend=0.001)。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
生活習慣および生活習慣病に関する疫学研究は数多くあるものの、健診受診者(有所見者)のその後の受療行動を詳細に把握し、さらにその後の経過を観察した報告は国外、国内ともに見当たらない。本研究は、単に検査異常のみではなく、医療機関への受診・受療行動を詳細に把握し、経過を観察する点に学術的意義がある。また、本知見は予防介入の方法を検討することに繋がり、社会的意義がある。
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