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手術看護の視点で体感的に学習する解剖生理学教育システムの構築

研究課題

研究課題/領域番号 19K19509
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分58050:基礎看護学関連
研究機関北里大学

研究代表者

熊谷 奈穂  北里大学, 看護学部, 助教 (40648309)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2022年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2021年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
キーワード解剖生理学 / 手術看護 / eラーニング / シミュレーション教育 / 看護基礎教育 / 手術室解剖生理学実習
研究開始時の研究の概要

本研究では、安全で質の高い看護に必要な解剖生理学知識を、看護学生が手術看護の視点で体感的に学習できる教育システムを構築する。本教育システムは、手術看護における解剖生理学知識の活用場面を疑似的に体験するeラーニング教材と、五感を活用して学習する手術室解剖生理学実習を併用し、段階的かつ効果的に学習を積み重ねる構成とする。本解剖生理学教育システムが、看護学生の解剖生理学と看護とのつながりの理解や学習意欲を高める可能性について、さらには、看護基礎教育での活用可能性について検証することを目的としている。

研究実績の概要

解剖生理学の知識は、正確なフィジカルアセスメントのもと科学的に対象を理解し、安全で質の高い看護を展開する上で基盤となる知識である。本研究では、安全で質の高い看護に必要な解剖生理学知識を、看護学生が手術看護の視点で体感的に学習できる教育システムを構築する。本教育システムは、手術看護における解剖生理学知識の活用場面を疑似的に体験するeラーニング教材と、五感を活用して学習する手術室解剖生理学実習を併用し、段階的かつ効果的に学習を積み重ねる構成として設計していた。
先行研究の分析や聞き取り調査から、看護学生の現状やニーズ、学習課題を明確にし、手術看護における解剖生理学を効果的に学習できる症例を分析した。その後、eラーニングおよび実習の学習目標を定め、教育システム構成案を作成した。eラーニング教材で疑似的に体験した手術看護における解剖生理学知識の活用場面を、臨地実習でも体験できる構成を想定としていたが、新型コロナウイルス感染防止対策の観点から、臨地実習が困難な状況となった。そこで、臨地実習代替案として、模擬手術室空間を作成し、シミュレーターを用いて手術看護場面を再現した実習に変更した。実習形態変更に伴い、本教育システムを再設計し、模擬空間での実習であっても、実際に近い状況設定下で解剖生理学を分かりやすく学習できる手術看護症例を再検討した。先行研究の分析や聞き取り調査、新型コロナウイルス感染防止対策の観点、手術看護症例の分析検討のもと、eラーニング教材および手術看護解剖生理学実習の学習目標を再度定め、新たな教育システム構成を作成した。今後は、再設計した教育システム構成をもとに、eラーニング教材作成と模擬手術室空間での実習を展開する予定である。
本教育システムが、看護学生の解剖生理学と看護とのつながりの理解や学習意欲を高める可能性について、さらには看護基礎教育での活用可能性について検証する。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

本研究では、手術看護における解剖生理学知識の活用場面を疑似的に体験するeラーニング教材と、五感を活用して学習する手術室解剖生理学実習を併用し、段階的かつ効果的に学習を積み重ねる教育システムの構築を目指していた。研究遂行中に新型コロナウイルス感染が拡大し、感染防止対策の観点から、当初計画していた研究方法を再検討する必要性が生じたため、進捗が遅れている。

今後の研究の推進方策

再構成した教育システムの実施調査を行い、研究成果公表に向け準備を行う。

報告書

(5件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書

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公開日: 2019-04-18   更新日: 2024-12-25  

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