研究課題/領域番号 |
19K19512
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分58050:基礎看護学関連
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研究機関 | 昭和大学 |
研究代表者 |
福地本 晴美 昭和大学, 保健医療学部, 教授 (00644585)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2022年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2021年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 専門看護師 / 認定看護師 / 看護ケアモデル / がん看護分野 / がん看護 / 地域連携協働 / 専門看護師・認定看護師 |
研究開始時の研究の概要 |
分野の異なる複数の専門看護師(以下CNS)・認定看護師(以下CN)を看護組織において包括的に活用する方法を明らかにすることを目的とする。看護職においては、所属組織を超えた有機的な連携や療養を担う人材の育成・支援等の自律的活動が期待される。専門性の高いCNS/CNはその担い手としてふさわしいと考え、そのエビデンス構築は急務である。今回は、がん患者を中心に、看護組織内外の様々な連携協働の取り組み成果をはじめ、包括的にCNS/CNが他分野のCNS/CNと協働して地域と連携して看護の質向上に貢献している成果等をモデルとして可視化したいと考え、本研究に着手する。
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研究実績の概要 |
病院に所属する専門看護師:Certified Nurse Specialist(以下CNS)認定看護師:Certified Nurse(以下CN)が、他分野のCNS/CNと協働して、地域と連携した取り組みや、看護の質向上に貢献している様々な連携協働の取り組み成果を明らかにすることを目的とする。 本研究では、がん看護を中心に地域と連携した取り組みに焦点を当てる。対象は、がん診療連携拠点病院に勤務するCNS/CNとする。がん看護CNS・がん関連のCNに、他分野の CNS/CNとどのように協働し地域連携による成果を上げているのかを記述式アンケートおよびインタビューにより明らかにする。 がん看護分野のCNS/CNが他分野のCNS/CNと連携協働した事例に関する文献で、連携協働したきっかけを明らにした。その内容を基にアンケート項目、インタビューガイドを作成し研究を開始した。調査対象は、がん診療連携拠点病院の453施設に勤務するがん看護分野のCNS/CN5404名を対象としたWEBアンケートである。連携協働したきっかけは、文献検討により調査項目を作成し連携協働のきっかけを(1)多職種間の日常的な情報共有 (2)即時に対応を要する外来通院患者の状態変化 (3)未受診患者の急激な症状悪化による受診(4)介入を要する外来患者の思い(5)入院中の経過に伴う患者・家族の思い(6)その他を設定した。回答は(1)~(6)から一つを選択し、想起した事例の特徴や連携協働したCNS/CN分野の記載とした。全回答 514件のうち有効回答の450件を分析対象とした。回答者の主な所属は外来・センター部門285名、病棟部門115名、その他50名であった。アンケート結果は、2024年度の日本看護管理学会学術集会で発表予定である。アンケート回答者のうち34名からインタビューの同意が得られインタビューを実施した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
2019年度から研究の進捗の遅れが生じている。2019年度は自身の病気療養、2020年度からコロナ渦により病院業務を優先せざるを得なかったため、研究に費やす時間の確保が困難であった。また、当初は対面でインタビュー調査、ワークショップの開催予定であったが、研究計画を変更したことで大幅に遅れが生じている。 2023年度に研究計画を変更して調査を開始した。現在は、アンケート調査、分析を終えた。インタビュー調査は終了し、逐語禄作成中で今後分析予定である。
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今後の研究の推進方策 |
2021年度に日本がん看護学会で発表した内容を踏まえて再構成した内容を東京医療保健大学紀要に投稿予定である。 2023年度に調査したアンケート結果を、2024年度、日本看護管理学会学術集会で発表予定である。 インタビュー調査内容を分析して、2024年度、日本がん看護学会学術集会で発表予定である。
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