研究課題/領域番号 |
19K19517
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分58050:基礎看護学関連
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研究機関 | 朝日大学 |
研究代表者 |
樹神 千尋 朝日大学, 保健医療学部, 講師 (80795740)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 睡眠 / ブルーライト / 看護師 / 夜勤 |
研究開始時の研究の概要 |
夜間におけるLEDの人体への影響に関しては、日本のみならず、世界中において健康問題としても報告されている。本研究では、夜勤に従事する看護師を対象に夜勤前後はブルーライトをカットすることで睡眠の質を上げ、夜勤中はブルーライトを取り込むことで覚醒状態を維持できるのかを検証することを目的とする。夜勤前後の睡眠を確保しつつ夜勤中の覚醒状態を維持するコントロールが自己でできるようになれば、夜勤に対する看護師の負担や疲労、不眠の訴えも減少することが可能になり、看護師のQOL向上にもつなげることができると考える。
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研究成果の概要 |
本研究の目的は、夜勤に従事する看護師を対象に夜勤前後はブルーライトをカットすることで睡眠の質を上げ、夜勤中はブルーライトを取り込むことで覚醒状態を維持できるのかを検証することである。2020年度は文献検討とブルーライトを取り込む眼鏡の有用性を検証するため、成人男女を対象に3回のフィールド実験を行った。ブルーライトを取り込む眼鏡を装着する群(Ⅰ群)とクリアレンズの眼鏡を装着する群(Ⅱ群)で1時間ごとに唾液を採取した結果、メラトニン濃度において朝8時時点でⅠ群はⅡ群に比べ有意に低かった。以上から、ブルーライトを取り込む眼鏡を着用することによって覚醒度が上昇することが確認できた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ブルーライトを取り込む眼鏡を着用することによって覚醒度が上昇することが確認できたことから、今後は実際に夜勤業務を行っている看護師を対象に社会実験を行うことを目標とする。夜勤に従事する看護師を対象に夜勤前後はブルーライトをカットすることで睡眠の質を上げ、夜勤中はブルーライトを取り込むことで覚醒状態を維持できるのかを夜勤前後の睡眠を確保しつつ夜勤中の覚醒状態を維持するコントロールが自己でできるようになれば、夜勤に対する看護師の負担や疲労、不眠の訴えも減少することが可能になり、看護師のQOL向上にもつなげることができると考える。
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